退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
四話機密事項〇九九クチナワ
トンデモ世界での様式美溢れる異能バトル復讐譚。
物語やキャラは気を衒うものではなくオーソドックスな作りでキャラデザ通りあからさまに一般向け。オレツエーに慣れた人には爽快感は無いので観なくていいと思う。
徳川慶喜、東京城、龍脈と言った単語が飛び交う時代だが、同時にモノレールやコンピューターなどの機械文明も発達している世界観。城下町にネオンギラギラな独特の雰囲気は楽しい。
鵺(ぬえ)/政府の秘密組織。雪村たち処刑人が所属。
雪村咲羽/表の顔は書店店主
月城真琴/表の顔は演奏家
花風エレーナ/表の顔は娼婦
葛原仁/ボス
クチナワ/打倒慶喜を掲げる反政府組織
蛇埜目/ボス
獣異形
獣人化する能力者
一話機密事項一〇一アオキシュラノハナ
{netabare}異形時のゲームっぽい独特の作画が面白い。作画もあまり乱れず雰囲気もよく出てる。サクサクテンポよく進むのはいいが、繋ぎに違和感のある箇所もあるにはある。多分海外ウケも視野に入れてそう。トンデモ時代劇にしたのは国内の視聴者も捨てないのと同時に作劇をラクにする大ウソも兼ねているっぽい。
ちゃんとアクションで魅せてくれる。流石に鬼滅の異常な超作画やfateの派手な超人バトルなのを期待するともちろん作画は地味なのだが、逆に『いやいやそこでなんでこうしないんだ?』みたいなツッコミどころはない。さすが熟練のタツノコプロ。
タツノコはエヴァが当たってしまったせいでオタ向けにシフトしようとして低迷してしまったから、視聴者の年齢層が広がった今の状況ならもう一般向けで行けばいいんじゃないかと思う。社長のマーケセンスで調子のいいブシロードも噛んでるし成功してほしい作品。50{/netabare}
二話機密事項〇三三キンコバン
{netabare}金庫番と呼ばれる恭子の護衛についた雪村とエレーナ。政府に関する全ての情報を記憶しているという恭子。自身の村の真相について政府を裏切ってでも情報を得ようとする雪村。だが日本を発とうとした矢先、恭子はエレーナの凶刃に倒れてしまう。
ちゃんと面白いですね。意外性は無くとも丁寧な進行。なぜわざわざ子供を手塩にかけて処刑人にするかってのも能力者だったからでOK。幸村は翻弄される存在という雰囲気で儚げな危うさもありいい造形&ディレクションだと思う。復讐の炎に身を焦がし激情に任せた振る舞いで喚き叫ぶような造形の方がマンガチックでウケるのかもしれんけど。平常時に復讐心を微塵も感じさせない凛とした佇まいに幸村のキャラが表れてると思う。エレーナをはじめ周囲のキャラも立ってていい感じ。
今回はスパイものみたいな雰囲気。混んでる飲食店で仕事の話だけは読唇術で会話するってのも丁寧でいい。ベラベラ話してると萎えるよね。ただ文字を使った演出はあまり好みでは無い。アレも海外ウケ狙いなのかなあ。
ちょっと仮面ライダーも入ってるような。昭和のほうね。80{/netabare}
三話機密事項六一四シシシンチュウムシ
{netabare}裏切り者の掃除屋を追う幸村・エレーナ・月城。月城は掃除屋を命令に反し独断で始末、また金庫番の遺品をも入手する。幸村は浅日を逃すようにも進言されるも時既に遅し。浅日は蛇埜目の手に落ちてしまう。
なかなかに胸糞の悪い話ですね。ただの秘密機関の復讐劇だとありきたりなので浅日をどう使うかがキモになるかな。幸村にはもうしっかりと動機はあるので、身内を殺してトリガーにする必要はもうないわけで。しかしあの特徴的なバトルシーンがないと、アニメでやる意味があまり感じられない。どいつもこいつも裏があるように見せて落とし所としては捻り過ぎない感じにはなりそう。メインキャラはほぼ死にそうだけど。89{/netabare}
四話機密事項〇九九クチナワ
囚われた浅日を救出すべく蛇埜目の元へ向かう雪村。異形と化した蛇埜目を打ち倒し復讐を遂げる。
あれ?もう蛇埜目倒したんだけど。これからどうすんだ。一族が生きている限り狙われるみたいだけど、次の敵出してからまた倒すだけなのかな。バトル見せたいだけの作品なのか。
そうなるとバトルがカッコよくないと成立しないんだけど、正直カッコよくない。ていうか蛇埜目もなんだよアレ。外人が観ても『昭和かよ』って思うでしょうよ。
鬼滅スタッフが作ればカッコよくなりそうではあるが、あのポエムも微妙だし。敵倒してこれからの展開で気になるところがなければもういいかな。とりあえずあと1回観る。