あーる さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 1.5
状態:今観てる
設定の蛇足感
とりあえず2話同時まで見て。
主人公のvivyは史上初の自律型AIだとういうのに、なぜか遊園地で毎日歌を歌うだけ…。
史上初、つまり自律型AIのプロトタイプにも関わらず、そんな民間企業に払い下ろされて、しかも寂れた歌小屋で、ってんなわけあるか。
歌うだけのアンドロイドじゃ戦えないから、とかなのか知らんけど、AIが自立型なだけで、ボディとは関係なくて然るべきだし。
百歩譲って?自律型であることを隠すため、とかだとしても、メタ的な話としてそもそも歌姫である必要があるのか、って。
「見た目がかわいくて中身が無機質な女の子」を主人公にしたいというだけでしょ。
まぁアニメ視聴者の多数派は萌えを求めているからその方がウケやすいのかも知れないけど、個人的にそんなものは求めていない。
それよりは初の自律型AIとして作られたが、その後AIは単一目的であるべきという法律によって隔離されていた多目的アンドロイド、とかの方が説得力がある。
キャラデザで言えばマツモト?も博識系AIなのに見た目はギャップのあるかわいらしいぬいぐるみ、ってありがちにも程があるというか…。
100年後の未来から歴史を変えに、なんてそんなのバタフライエフェクトで1話目にしてなんの参考にもならなくなるだろって思うけど、もしかしたらマツモトが黒幕って可能性を考慮してそこには目を瞑るけど…。
作画は良いし、AIの反乱って定番ネタにいまさら挑戦する気概も良いのに、オリジナル色を出そうとして失敗した感じがもったいなく感じる。
この先でこれらの設定が蛇足でなく伏線回収できればいいけど。
無理くり歌に繋げて「歌声で世界が!」とかじゃなくてね。
一応、続き見ます。