退会済のユーザー さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
オカルト?科学?どっちでもイイ、面白い。
原作は未読です。
ここ最近ではかなりお気に入りの作品です。
主人公の梓川咲太を中心とした
「思春期症候群」という都市伝説の病気?現象?に
巻き込まれた人達のお話しですね。
そもそも「思春期症候群」って何だって話ですよね。
咲太や理央チャンは現代科学の観点から
説明しようと考えますが、
「周囲から認知されなくなる。」とか、
「未来をシミュレーションする。」とか、
「自分が2人いる。」とか、
「人格が入れ替わる。」とか、
「体に勝手に傷が付いてく。」とか、
…現代科学で説明なんて…ムリじゃない?って
思ったりもするのですが、
ボクは逆にそこが良かったのかなと思います。
ただ単純にオカルトっていうコトで片付けると、
何でもアリ、ただの無法状態になってしまって、
視てるこっちが置いてけぼりになってしまうのかなと。
「シュレディンガーの猫」にしても
「ラプラスの悪魔」にしても
「特殊相対性理論」にしても
こじつけだったとしても、視てる方が原因を受け入れる、
もしくは考えられる様にしたのはイイなぁと思いました。
単純に視ててワクワクしましたし。
キャラクターというかヒロイン達も皆良かったですね。
麻衣チャンのツンデレ、だけどウブなトコも、
朋絵チャンの明るく活発なトコも、
理央チャンの無愛想だけど乙女なトコも、
のどかチャンの感情的で真っ直ぐなトコも、
かえでチャンのお兄ちゃん大好きなトコも、
それぞれ少しクセはあるけど、可愛らしくて良かったですし、
何より麻衣チャンという正妻がちゃんといて、
他のヒロインがいるっていうのがとてもよかったと思います。
咲太が麻衣チャン一筋っていうのが見て取れたので
どっかの鈍感で優柔不断で流されがちな主人公より
よっぽど好感が持てました。
後、ボクが苦手な悪意のあるキャラが出てこなかったのも
すごく嬉しかったです。
物語自体もボクは大好きで、
特に朋絵チャンとかえでチャンのお話は切ないのだけれど、
それでも前を向いて行こうっていうのが見えて
泣きながら視てました…。
さん、のー、がー、はいっ!!は
地元民としてサイコーでしたっ!!
翔子さんのお話が映画というコトで
アニメ版だけでは完結しなかったコトが少し不満でしたが
とってもワクワクして、ヒロイン達も魅力的で
ストーリーも面白かった、とってもお気に入りの作品です。
さて、翔子さんとの顛末を見ないとっ!!