ももも さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
競馬に思い入れがあったらより楽しく見れるのかも
実在の競走馬を元ネタに擬人化した萌えギャグスポ根アニメ。
リアルタイムで見ました。今更の感想。
ある人格(人じゃないですが)・エピソードからキャラクタを作る手法ということで個人的にはfateが同系かなぁと脳裏をよぎるんですが、英雄の話をキャラそれぞれのバックボーンとしたfateと違って、こちらは実際の競走馬のエピソードをオマージュしてなぞるような形になっているのが特徴。らしい。
スポ根を基調として逸話として残っているレベルのストーリーが乗っかっているわけで、面白くないわけがない!
全体に手堅い出来といった印象で作画も悪くなかったです。
{netabare}史実のサイレンススズカの予後不良の下りでアニメで引きにしたりとか、「わかる人向け」の演出で当時のネットがざわついていて、知らなくてもそのざわつきを追うことで楽しむことができました。(世代的には私は多分ドンピシャなんですが、当時はUFOキャッチャーでオグリの人形あったなぁくらいの通り過ぎ方でした){/netabare}
一期はサイレンススズカ、スペシャルウィーク、エルコンドルパサーあたりに焦点が当たったエピソードでした。
唯一欠点?としてはレースにオリジナルのストーリーは介入せずあくまで史実のエピソードの再現(とその後のif)に徹底している?せいで、例えば{netabare}サイレンススズカとスピのエピソードを膨らませてどうこうということにはならず、突然エルコンドルパサーに視点が変わってブロワイエ(史実のモンジュー?)が出てきたりと、全体としてのまとまりがやや弱かった点でしょうか。
最後の「夢のレース」も、競馬ファンだったら熱いんだろうなぁと思いながら漫然と見てたかも。{/netabare}
とはいえ、十分楽しめた作品でした。