タック二階堂 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
この素晴らしい惑星に戦闘員を。
詳細は公式でも。
原作は「このすば」の暁なつめ氏。制作はJ.C.STAFF(「このすば」映画の制作)。ということで、非常に「このすば」っぽさを感じられる初回でした。
主人公の戦闘員6号の雰囲気とか、カズマっぽいです。魔法のある星だって知って「エクスプローーーージョン!!」とかメタなセリフ叫んじゃいますしw
初回は、まあこのノリが合う人なら楽しめそうって思いました。
秘密結社キサラギの人たちとのやり取り云々で始まったときは、いやこれはちょっと寒いなあと思いましたが、グレイス王国に飛ばされ、腹黒守銭奴の近衛騎士団長・スノウとのやり取りなどは、うん「このすば」だって感じでw
異世界ギャグファンタジーとして、それなりに面白く観られそうですね。富田美憂さん、またそんな感じの役で、またそんな感じの演技かーって気はありますけども。
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
なんていうのかなぁ……。
「このすば」でも感じたことではあるんですが、この作者の作品は、展開がガチッとハマらない印象なんですよね。僕だけかもしれないんですが、こう展開してきて、キャラがこう発言して行動するだろうと思っているとおりに動かないというか。なんていうか、予想を裏切られてギモチィイイとはならない。
たとえば今回とか、6号がスノウに「何でもしていいから、助けてくれ」的な展開になり、アリスが「キスでも、パイ乙でも揉んで悪行ポイントを稼げ」となったシーン。いや、なんでそこで躊躇するのよ6号。で、ヤケになってパンツ下ろすって、なぜそっちに行く?
スパイバレして、すごすごと国を出ていくとか、四天王を切り刻むくせに巨乳魔族とは1ヶ月の休戦協定を結ぶとか、嫌味な参謀のお仕置きがガムテでぐるぐる巻きとか、ことごとくカタルシスを外す展開。それが面白いんならいいけども、モヤって終わるからまた……。
作者は優しくていい人なんでしょうね。徹底的に「ざまあ」はしないんだよね。「このすば」もそうだけど。それが悪い意味で強く出ているのが、この「戦闘員」なのかなって気がします。
{/netabare}
=====第11話視聴後、追記です。
{netabare}
前回のキサラギ幹部3人による、文字通りの「閑話」が酷かったですねぇ。思わず、あれで切ってしまおうかと思ったのですが、気を取り直して今回を観ましたよ。
これでいいんですよ、これで。
この作品は、いかに6号(とアリス)がゲスな小悪党で、相手の魔王軍幹部や味方までもドン引くやり取りを楽しむものであると認識していますので、その意味では今回は、そのコンセプトが遺憾なく発揮された回だったと思います。
今期、有名ラノベ作家の作品「このすば」「慎重勇者」の2作がありますが、やっぱり「このすば」作者の暁なつめ氏のほうがギャグセンが高いのでしょうね。比較すると、やっぱりこちらのほうが面白いと言わざるを得ないです。
さて、来週は最終回。とは言え、ここまで突き抜ける面白さというほどでもなかったので、どこまで爪痕を残せるか期待しましょう。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
う~ん……。
いや、なんと言えばいいのか。
これを言われたら暁なつめ氏は不本意だろうけど、極めて普通でした。
いちおう、一所懸命考えて星をつけた結果が、オール★3つ。
すべての面で「このすば」の下位互換な作品だと思いました。あ、作画はこっちのほうがマシでしたが、それでもJ.C.STAFFにしては普通。まあ、いろいろとスタッフが違うからレールガンのクオリティは望めないとは思いますが……。
キャラ立てはそこそこ上手いですよね。「このすば」もそうですが、登場キャラを無駄遣いしないのは良い点です。ただし女子キャラ(&かわいいショタキャラ)に限る。
ま「このすば」もそうだったけど、いったい何が目的のストーリーなのか分からない。ただただ、6号がアリスと一緒に場当たり的に展開をこなす話。
じゃあ面白くないから途中で切るかというほどの作品でもない。
たぶん、終わったら思い出すこともないくらいフックのない作品でした。
{/netabare}