Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
だから見てて…
この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版第1期とアニメ「うまよん」は視聴済です。
第1期も十分アツい作品でしたが、この第2期も勝るとも劣らないくらいアツい作品だったのではないでしょうか。
まず、設定が抜群過ぎなんです。
第1期の主人公は、和氣さん演じるスペシャルウィークでした。
普通なら第2期はスペシャルウィークより後の世代の物語が語られて然るべきだと思います。
でも、ここは異世界なんです。
歴史と必ずしも一致していなくても構わない…
だから第2期でスペシャルウィークより先輩のトウカイテイオーの物語が描かれても何の違和感もないんです。
この設定だとややもすると時間軸を超えて様々な物語が描けるのでは…
などと考えると、一人で勝手に盛り上がってしまいそうです^^;
これは異世界から受け継いだ輝かしい名前と競争能力を持つ
"ウマ娘"が遠い昔から人類と共存してきた世界の物語。
シンボリルドルフに憧れ、無敗の三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオーと、
名家の誇りにかけて、天皇賞連覇に挑むメジロマックイーン。
二人はライバルとして、親友として、お互いの夢をかけて
<トィンクル・シリーズ>を走り続ける!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
私にとって2021年冬アニメの中で、「無職転生 ~異世界行ったら本気だす」
に肩を並べるくらい面白かったもう一つの作品が本作です。
私はトウカイテイオーの戦績・競走馬人生を知らずに視聴しました。
知っていたのはトウカイテイオーが最強の異名を持つ名馬ということくらい…
視聴途中で何度もwiki先生を見たくなりましたが、ネタバレが怖いのでグッと我慢…
結果的に我慢して良かったと思っています。
目の前で起こる様々な出来事に素直に反応できましたから…
史実を知ってしまうとどうしても重ねて見ずにはいられないので^^;
テイオーは本当に苦しい競走馬人生を送っていたんですね。
ネタバレになるので深くは書けませんが、競走馬人生を左右するトラブルに至ってもおかしくない事態を何度も乗り越えてきたんです。
そこで登場するのがもう一人の主人公であるメジロマックイーン…
もうテイオーとマックイーンの掛け合いに何度涙したことか…
二人の雄姿を見ているだけで目頭が熱くなるのは、涙腺が壊れているだけかもしれませんけれど^^;
お互いが約束を守ろうと全力を出し続ける様は、例えテイオーとマックイーンじゃなくても胸を打たれていたと思います。
トウカイテイオーはシンボリルドルフの初産駒である特徴もよく捉えられていたと思います。
髪の毛の色…特にメッシュの位置と大きさが一緒でしたからね^^
苦楽を共にしてきたマックイーンにテイオーが言葉をかけ物語は最終話に突入します。
途中から何となく展開は予想できていましたが、それでも涙が止まりませんでした。
演じたMachicoさん、GJです!
オープニングテーマは、チームスピカによる「ユメヲカケル!」
エンディングテーマは、テイオーとマックイーンによる「木漏れ日のエール」
私が個人的に推していた楽曲は、第1話の特殊エンディングで使用されたテイオーによる「winning the soul」です。
レースの熱狂そのままに始まったライブで使われたのですが、兎に角格好良い楽曲なんです。
「winning the soul」はゲーム版でも使われているそうですが、この楽曲はクラシック三冠に勝利したウマ娘だけがその歌唱を許される、全てのウマ娘にとっての憧れの楽曲なんだそうです。
こういう設定、個人的には大好きです。
1クール全13話の物語でした。
全てに大満足させて貰いました。
この先、このシリーズが描き続けられることを願ってやみません。
最高の作品をありがとうございました!