シボ さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
これは観なきゃダメな続きでした!
もの凄い中途半端なところで終わってしまっていたサイコパス3。
劇場版である本作はまさに3で生死はどうなったの~?ってなっていた
元刑事課一係の六合塚弥生から(辛うじて生きてたみたい)梓澤がパスを奪ったところから物語が始まります。
それにしても雪の降り続ける近未来の街並みはとても雰囲気あって
綺麗でカッコいいです。
梓澤は盗んだパスを使って公安建物内に侵入し、投獄されていた
仲間のハッカー小畑ちゃんと公安局本部を簡単に乗っ取ります。
(まあ準備があったってことなんだろうけど、とても簡単にシステムを
乗っ取られてます)
今まで後方支援だった唐之杜志恩が命を狙われる都知事を連れて最前線で活躍しまくってる姿がとにかくカッコいいです!
ドローンを介して、小畑ちゃんとの頭脳対決は面白かったし、改造して
パワーアップしたダンゴムシで出し抜くシーンは爽快でした!
建物内部では、都知事を救い出そうと画策する炯を除く刑事課一係。
外部からは
外務省行動課の狡噛や宜野座のド派手なアクションシーンの連続に時間を忘れて楽しめました!
サイコパス3の主役は新人コンビの灼と炯なんだろうけど、やっぱり
元刑事課の面々とは役者が違いましたね~。
狡噛や宜野座の落ち着き感って半端ないんだけど。
ようやく建物内に入った狡噛達に志恩の「あら~狡噛も一緒ね~」って
新旧刑事課一係のドリームチームにシリーズ観てきたご褒美かよって
なります!
中盤は息をつく間もないくらい怒涛のアクションの連続に釘付けでした。
(ただ家で観てると爆破とか突然の急な大音量に家族から、
うるさい~!!って苦情が・・
セリフとアクションで音量を変えながら忙しく観てました><!
これは劇場で観ろってことなのかもですね~)
徐々に余裕がなくなっていった梓澤が最終目的を果たそうと
シビュラの中核へ。
そして存在を神と崇めてたシビュラシステムの判断は
梓澤を拒絶します。
それなのに灼を迎えると答えます。
シビュラシステムに迎えられるのは特異な免罪体質でないと
そもそも無理。その基準については正直わかりずらいかな~。
梓澤を執行しろって言うシビュラに対して灼が叫んだ
「俺はドミネーターが嫌いだ!」
「でも一つだけ気に入っている、それは引き金がついてることだ!」
その最後の判断は人が握っている!!
そんな灼の問いかけにシビュラが了解するシーンは
あ~ドミネーターの引き金ってそう解釈できるのねって妙に納得しちゃいました。
全てを自分で決めることなく、なんだかんだ意見を取り入れるシビュラの姿勢が面白いなって思いました。
そしてエンディング。
公安局新局長にまさかのコングレンスマンだった法斑静火。
そして課長補佐へ常森朱という決定に
霜月課長の変顔での締めくくり。最高です!
六合塚弥生と唐之杜志恩の回復のシーンや
朱と狡噛のシーンなど観たかったシーンをすべて見せてくれての
お腹一杯のラストでした!
法斑局長を据えて霜月と常森の新生刑事課をまた期待しちゃいますね~。