スプリット さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
☆4.8の理由
原作未読。
2016年秋クールに放映された京都アニメーション制作のアニメ、『響け!ユーフォニアム』の第2期。
当時リアルタイムでも観ましたが、かれこれ10回以上は見直していて最近また観たので感想を書きます。
この作品のジャンルは青春を詰め込んだ高校の部活動アニメです。
まだ観てない方は第1期から見ることをオススメします。
私は吹奏楽部のすの字も知らない人間ですし、別に女の子がたくさんいるアニメが好きってわけでもありません。
そんな人間がなぜこの作品に引き込まれて☆4.8なんていうあまりにも高すぎるよ?と言われるくらいの満足度だったかを説明することに軸を置いて項目ごとに書いていきます。
<物語☆5.0>
{netabare}
集団競技というジャンルの部活動をするにあたり一番難しいことは、個人の目標も違ければ価値観も違う人間を一つの束にまとめあげることです。
さらに、大きな目標を掲げればより強大な壁にぶつかることになります。
高校生という難しい時期には、高すぎる壁です。
各々家庭環境も違ければ、実力だって違うし、置かれている立場も違う。
そんな彼ら彼女たちが壁にぶつかっていくストーリーなのですが、個人的に減点するところもなければ、おかしいと思うところもありませんでした。
この手の作品は誰得シリアスというものが発生しがちですが、各話納得させられるし、1話ごとのクオリティの高さが2期は特にえげつないので5.0以上つけてもいいと思っています。
どの項目も素晴らしいですが、この作品は物語が一番優れています。
{/netabare}
<声優☆4.5>
{netabare}
みなさんすごい実力を持たれているなと思いつつ、配役もぴったりで迫力ある演技をするなと感じました。みぞれの声優さんの必死な演技が一番印象に残っています。
一つ気になったところは主人公の久美子の声が1期とは違う演技がされていたことです。
しかし、別に変というわけでもなく個人的には上手だしぴったりだなと思っています。
{/netabare}
<キャラ☆5.0>
{netabare}
性格は様々ですが、どのキャラも魅力的です。
あすか先輩の母親が唯一あれですが…。
{/netabare}
<作画☆5.0>
{netabare}
京アニなので作画崩壊の心配はいらないですね。
なんでもないところに思えるところの書き込みがものすごいのが素人から見てもわかります。
この作画やりすぎってのもないですし、能ある鷹は爪を隠すってわけでもないですが、作品に沿った良い作画だなと感じました。
{/netabare}
<音楽☆5.0>
{netabare}
OPはTRUEさんのサウンドスケープ。
歌詞はグッとくるし、何より曲がいい。
OP映像はこの作品を見返せば見返すほど感動します。
全て良いのですが特に印象的なシーンが「忘れたくないメロディ 離したくないメロディ」の映像。
そういうことかと気付いた時にゾッとするとともに涙腺が危なかったです。
EDはアニメらしい曲。OPとバランスが取れていて好きですね。
この作品は吹奏楽部が軸の話なので音楽一つ一つが丁寧です。
{/netabare}
<まとめ>
個人的に高校の部活モノや青春を感じる作品が大好きなのもありますが、どの回も素晴らしく良い回を良い回が追い越してくる現象が起きていて、箸休めの回が全くなかったように思いました。
1期よりも2期になってグッと作品のレベルも上がったように思えました。
1期より2期になってレベルが上がる作品は簡単に言えば名作です。
誰にでも自信を持ってオススメできる作品です。