ぽに さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「事実は小説より奇なり」を地で行く作品
1期、うまよん視聴済み、ゲーム未プレイ。
1期で気になっていたのが、オープニングで意味深な涙を流していたトウカイテイオー。しかし、その理由が1期の本放送で明かされることはありませんでした(EXTRA Rでさらっと触れた程度)。
2期は、その意味を深く掘り下げた素晴らしいシナリオでした。実名を使っているためキャラクターを貶めるような表現が禁忌という厳しい制約の中、よくこのようなシナリオが書けたなと、素直に賞賛します。
競馬はよく知りません。トウカイテイオー、オグリキャップ、ナリタ○○、メジロ○○はなんとなく聞いたことがあるなぁ、という程度でした。しかし、ウマ娘を見て興味を持ったため、色々調べる内に知識だけついてしまいました(笑)
1話目からツインターボ師匠よろしく全力な展開。こんなに早い展開で13話もつのか? と不安に思ったのが遠い過去のようです。史実がモチーフだから大体の展開も読める訳で、そんな状態で感情移入出来るのかと思ってましたが、全くの杞憂に終わりました。
逆に、もしトウカイテイオーの有馬記念における復活優勝が史実ではなく単なるフィクションだったとすれば、最終話は単なる「ご都合主義」と片付けていたかも知れません。
唯一と言ってもいい不満は、表情の描き分けがいまいちしっくりこなかったことです。作画監督の癖なんでしょうか、恐怖の表情とか驚いた表情とかが似たり寄ったりで、もう少し演技の幅が欲しかったですね。
ここからは余談です。
アニメでは大食いのネタキャラでしかなかったオグリキャップが主人公のスピンオフ「シンデレラグレイ」も非常に面白いです。アツい。本当にアツい。
時折はさまれるギャグもいい味を出してます。オグリキャップの初ウィニングライブは、スペシャルウィークに次いで酷かったのは間違いないですね。本当に笑えました。
3期があるなら是非これをアニメにしてもらいたいです。