datteba さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
こち亀...終わったよ?
この作品は
あいおいあおいとあいおいあかね
しんのとしんのすけによる
超次元御堂アルティメット青春家族愛バトルラブコメです。
御堂でいつもバンドの練習をしていたプロのギターリストを目指す年上のお兄ちゃん「しんの」
そのお兄ちゃんの練習をいつも見ていた「あいおいあかね」とその膝の上でおにぎりを食べながら練習を眺める「あいおいあおい」
何故かあかねはしんのが1万回言ったツナマヨおにぎりの差し入れでは無く、彼女の妹であるあおいの好きな昆布のおにぎりを作って持ってきてくれていました。
そんなおにぎりをしんのは「ハズレ...また昆布」と言いながら美味しそうに食べるのです。
それから13年後
あおいが日々のモヤモヤを断ち切る様に御堂でベースを掻き鳴らしていた所に「うるせー!」と怒鳴りながら、31歳では無く、13年前の姿のしんのが何処からともなく湧いて出てきました。
最初はこの時点でしんのは13年前の姿のままで、御堂にはATフィールドがあって出る事が出来ず、あかねの「しんのは生きているか死んでいるかもわからない」と言う言葉から、「あーしんの死んじゃったんかーじゃあこれは幽霊物でホラー物で後から内蔵を食い破られる物なんだなー」と思っていました{netabare}が、町おこしの為に現れた演歌歌手の横でしんのこと「しんのすけ」が31歳の姿でギターを弾いて居るんです。{/netabare}
{netabare}え、じゃあこれはタイムスリップ物なの??幽霊じゃないの??…まさか…偽物…?と{/netabare}考えてる内に、演歌歌手の演奏についてきたドラマーとベーシストはシカにヤられて病院送りにされてしまいます。
もう大混乱です。
それで当面の目標として、シカにヤられてしまい病院送りになった2人の代役であおいとミチン…ミ〇ンコが選ばれて、イベントを成功させようとなるのですが、しんのすけがなかなかの曲者で、どうにも上手く行きません
因みにドラマーとベーシストはシカにやられた事に対しては「悔いは無い」とのことです。
ロックですね
それぞれが13年と言う月日の中で積み上げてきた想いがあるのに、産まれて数日みたいな状態の御堂に縛り付けられるしんのにはそれが無い、でも自分はここから出ることも、彼にとっては泣いて走り出した小さな女の子のあおいを追いかける事もできないイライラが募るばかりで見ててとても歯がゆいです。
{netabare}だから、ラストのATフィールドをぶち破り外に飛び出してあかねを飛んで助けに行くシーンのしんのはかっこよすぎてベアトリスでした。{/netabare}
そんな事よりまず、あかねが凄くかわいい
(なんかもう好きって言いたいだけみたいになってるから省略します。)
{netabare}亡くなった両親の代わりにいいお姉ちゃんである為に寝る間も惜しんで料理を勉強したり家事をしたりする彼女
全部あおいの相手をしながらだから、本人は多分周りの事より、あおいの為にって部分が大きかったと思うけど
そんな中でも役場に入る為にきっと勉強も頑張ったのだろうと思う
ただ、思春期を知ってるからあおいの気持ちもわからないでもない
いいお姉ちゃんだお姉ちゃんに感謝しなさいと近所の人からも上から毎回言われてたら「お前らに何がわかんねん」と「お前らに言われんでも姉の事は大好きやねん」と反発したくなる気持ちもわかる
あかねに言うつもりの無かった酷い言葉を浴びせてしまうのも
それを聞いて寂しそうに笑うお姉ちゃんを見て、自分はなんて嫌な奴だと死にたくなる気持ちも
泣く時にどんな顔をして泣くのか知らなかった事も
ただ、どんなに心にも無い事でも、どんなにあかねに考え方を変えて欲しいからと言う理由であっても「あか姉を連れて行くな!あか姉は私とずっと一緒にいるんだ!」と言う言葉が一番あかねを縛り付けているかもしれないから、どこにも行けないあか姉みたいになりたくないは言わない方がいい
あまりに寂しすぎる
あと一つ
「バカみたい」は絶対に言っちゃいけない
バカみたいだけは口が裂けても言っちゃいけない
バカって言う方がバカだし、バカみたいだとバカみたいに見えると言う事だからあかねはバカには見えないからバカみたいは間違っている
いや間違っているか合っているかの前にバカみたいだけは言っちゃいけない
バカって言う方がバカだから
みたいとついてると言う事は、あかねがバカみたいに見えると言う事だから、自分にはあかねがバカみたいには見えないのでバカみたいはおかしい
いや、おかしいとかおかしくないの前にバカみたいだけは死んでも言っちゃいけない
バカって言う方がバカだから
バカとみたいだとバカみたいに見えると言う状況とバカみたいに見てみたいと言う状況を望んでいる可能性があると捉えられるかもしれないから、自分が思って居なくても相手にそう見える事を望んでいると思われたらそれはもうそうなってしまった自分がバカだと言っている様なもの
だからバカみたいだけは絶対に言っちゃいけない
バカって言う方がバカだから
…言葉には気をつけた方がいい
それでも、一番近くに居て完璧にこなす姉が超人みたいに見えてて、その影の努力を見落としていたのは何もあおいが悪いんじゃない
あかねが凄かっただけだからしょうがない
あおいと同じ思春期でありながら、これほど近くにいた家族に悟らせない程に完璧な姿しか見せていないなら、それはもう「見せてる」のでは無く「それこそがこの姉の真の姿」と言っていいと思う
多分あの姉は一人でデスノートの様な事をしていたのかもしれない…
相手にそう見える様に誘導していたのかもしれない
相手がそれを疑う事も誘導されていたのかもしれない
近所の人をコントロールして居るのかもしれない
かわいい(脳死)
でもそれ等も全部あか姉の可愛さを引き立たせてしまう程に、あのお姉ちゃんはかわいい
怒ると怒ってますって態度する所も
好きな人を励まして、一人になった寂しさに泣いてしまう所も
ずっと型落ちのジムニーに乗っている所も
なんか攻略本を執筆している所も
絶対に妹の好きな昆布のおにぎりを作ってしまう所も
もう全部がかわいい
マジでイカれてるよ(俺が)
このキャラクターがこの一つの作品で終わってしまうのが実に寂しい
{/netabare}
なんか他にもミ〇ンコJr.の気持ちとかあおいのしんのとしんのすけに対する気持ちとかも色々あるけど、もうあかねへの気持ち書いたらスッキリしちゃったので良いかなと思います。
因みに、イベントの様子はスタッフロールで流れる写真で確認するだけで、どうなったかまではやりませんでした。(えええええええ!?)
そんな感じ