esso-neo さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
及川啓って人は・・・
まだよく判っとらん。俺がいるの後半の監督ってのは知ってるけどシーズン1もだったっけ?
ともあれ「湿度」とともに多くの競馬未経験ファンを獲得することに成功した本作。俺も勢い余ってオッズパーク落として間違えてばんえい競馬の馬券を買ってしまった。よし、G1買うぞ。
せいぜい知ってるのはジャスタウェイとかディープとかウララとかだけど、これゲームのシナリオもかなり上手いことやってるらしい。
例えば無敗ならぬ無勝の名馬ハルウララもゲームに登場して育成が可能だが、走るのは好きだしトップに対して執着がない娘でも繰り返すごとに、育てるごとに、強くなって勝ち始め、負けイベントで負けるという真っ当な目にあうと、その大一番で名馬たちと競って勝てなかったハルウララは、プレイヤーであるトレーナーに対して勝てなかったことを悔やんで惜しむことなく涙すると聞いた。
これはもう声優からしたら据え膳みたいなものだろう。レールはしっかり新幹線ばりのストレートで敷かれたのだ。がんばれ。
ところがこの新幹線はハルウララに留まらず、アニメの娘たちにも盛り沢山だった。しかしこれはウララと比べるとまた違って史実の名馬たちのノンフィクションでもある。その擬人化が通用してしまったのがこのウマ娘だ。
それは古臭いスポコンにもなるが、新しく打ち込まれたアイドル要素はスイカに塩原理でどのキャラにも塩梅として良好。さらにここから史実の名馬を追っても感動は薄れず、なんならこの企画のやろうとしておる事に、馬が足りていないのだ。多分ウイニングライブなんてものが出来上がったのも北島三郎の影響じゃねえかな。
ただ、このシーズン2での主役、テイオーのレースよりライスシャワーのレースの方が良いと思えてしまうのはもうちょっとこう・・・。欲しい。欲張ってしまう。あのレースの感動面はテイオーというより観衆の影響がでかいのかな。ルドルフが熱くなっちゃうのがすんごいよかったもの。
でもこりゃあ、感動ポルノなんて下品な名前をつけてしまうのも身も蓋もないけど本当にポルノみたいに感動が押し寄せてくる。上質だ。そりゃ史実もあるもんな。こういう史実をごねごねおり混ぜたら艦これだって雷で大感動したんだぜ。・・・無理か。
ともあれライスシャワーのレースはこのアニメでも、史実を見てラストランを見てしまうのも、ゴルシ見てハジけるでもなんでも良い。
馬のアツさは尋常じゃないぞ。