遊微々 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
紺!いい子!!
原作はジャンプSQで現在も絶賛連載中のコミックス。
当然のように連載1話目からのリアタイ組で最新号まで読了済み。
連載開始時、『保健室の死神』の藍本松先生の新作!!という情報だけでジャンプバカの私としては読む以外の選択肢はありませんでした。
アニメの出来としてはまあまあといった感じ。原作の雰囲気を程よく出せてたと思います。モリアーティとどっこいくらいの出来だったかな。
ただ同じSQ連載の青エクと比べるともう一つと言ったところ。というかあまり話題になってない気がしますが、青エクの作画とかTVアニメとしては破格の出来でしょあれ。京都不浄王編とか滅茶苦茶素晴らしかったわ。
まあ声優陣は思った以上に素晴らしかったです。想像以上にベストマッチでした。
さて本題ですが、どおしてここで終わるんですかあああああああ!!!!
というのが一番の感想。
STONE2期にも同様の感想書きましたが、ここからが面白いんですよこの作品はぁ!!!
正直私も最初の2年は「まあまあ面白いなー」くらいの感想で読んでて、いの一番に目を通したい!というほど入れ込んではなかった作品でした。そう、連載からちょうど2年経ったあの伝説の2019年2月号を見るまではね!
まず本作の醍醐味と言えばなんでしょうか。人によって様々あるでしょうが、やはり私は狐の女の子、紺の可愛さに一番注目してたんですよね。彼女は作者の藍本先生自身も「今まで描いてきた自分のキャラで初めて萌えを感じることが出来ているキャラ」と語るように本作屈指の萌えキャラです。ストーリー自体はそこそこだなと思いつつ、私がこの漫画を楽しめていたのは紺の存在が大きかったです。・・・アニメで紺と夏羽のデート削ったの許さねえからな!!
そして運命の2019年2月号、彼女を中心に話は衝撃的な展開に!!
以下本編ネタバレ
{netabare}アニメのラストで描かれていたと思いますが、紺は飯生からの命令と言われ夏羽の命結石を奪うよう指示されます。
飯生の命令とあらば!と夏羽の結石を奪う機会を窺う紺でしたが、紺は夏羽と触れ合うことにより、彼に飯生以上の感情を抱くようになっていきます。
しかし命令に背くわけにもいかず、夏羽が寝入った隙を見て結石を盗み出した紺。
しかし彼女はその素直過ぎる性格故隠し事が下手。すぐに周囲からは疑われ疑惑の眼差しに。苦し紛れに自分は何も知らないことを訴える紺でしたが、そんな彼女の言葉を信じたのが他でもない夏羽でした。紺がやってないと言うんだから紺は犯人ではない。そんな彼の言葉に、複雑な感情が入り乱れ涙を流す紺。涙とともに、堰を切ったように彼女の口から心の声が紡がれます。
「紺はいい子になりたいのに・・・飯生さまはっ、飯生さまの任務はっ!」
「こんなのは!いい子のすることじゃない・・・!」
「・・・夏羽がいい。紺の一番は、夏羽がいい」
「悪い子で・・・ごめんなさい・・・」
命結石を差し出し、夏羽の胸で泣きながら懺悔の言葉と彼に対する想いを口にする紺。ここの見開きは本当に素晴らしかった・・・
しかしその直後、彼女を悲劇が襲い・・・
{/netabare}
ねー?気になるでしょー?
というわけで、あのシーンマジで見たいのでさっさと2期やっちゃってください。あと花守ゆみりさん頑張って!プリキュアも応援してます!
PS:SQ原作のアニメといえば、今秋には桐丘さな先生の『大正処女御伽話』(全5巻、完結済み)が放送されますのでチェックしときましょう!
オススメ度は100点中75点くらいの良作です。