あーちゃん さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
the ゲーム用に書き下ろしたかのようなシナリオ
考えながら見るアニメではなく、目の前の画面に感情移入しながら見るアニメ。
■良かった点
・設定が新しい?
・音無やゆりっぺの過去や、ユイやかなでの卒業シーンは心に来るものがある
・テンポがよかった
・曲がいい
■いまいちな点
・構成。不要なシーンが多い
→設定やいいシーンがあるのに、描写の薄いところや助長なギャグパートがいかがなものかと。
まどマギみたいに、人毎にスポットライトを当てて深堀したほうがきれいにまとまりそう。
・登場人物の行動原理が不明確
→考えや感情の変化などの表現が乏しい。
・ギャグパートとシリアスパートの落差が激しい
→ギャグパートでは軽く殺すのに、シリアスパートでは殺されて怒っていたり、、、
・戦線メンバーの関係性が薄すぎる
→メンバーを信用していないのか?個々人が勝手な行動しすぎ。
・そもそも、底抜けに明るくてバカしてるギャグパートと、悲劇に悲劇が重なった悲しすぎるシリアスの振れ幅で「こうすれば泣けるんでしょう?」と見せてくる感じ。過去の登場人物と現在の登場人物のつながりが感じられず、進行していくシナリオの中をキャラクターが動いてるだけで、キャラクターの生きている感がなく没入しにくい。
―――
ボーカルが消えたあたりで、天使がいいやつで主人公の所属するメンバーたちが勘違いでかき乱しているのではないか?
と思ってしまった。
ボーカルが消えたのは思い残していたことがなくなったから、満足したからなのかなと思ったが、ゆりっぺたちは目の前で人が消えたのを見たことがなかったんだろうか??
ゆりっぺたちは何もわからないままただ消えたくないから、消える状況を生み出しているであろう天使を邪魔する、という、仮定に仮定を積み重ねている・・・
話が進んでるのかよくわからない、ギャグ満載パート・・・
からの、突然のシリアスパート・・・
これって、死後の学園ギャグアニメだっけ?
ストーリー物で感動できると聞いていたのだけど・・・
追記)
途中まで、ゆりっぺは天使の存在や使命に対して敵かどうか疑問を持っているのに、それを放置してギャグパートを重ねるのはなんで・・・?
この世界のことを知っている生徒会長代理も天使も一緒に行動することになったのに、その辺りの疑問を解消しようと思わなかったのはなぜ?
天使の力が必要!と言っておきながら、天使と一緒に活動するのを嫌がったゆりっぺの行動の意図は???
謎すぎる・・・
ストーリー的に納得できなかったから、ゆりっぺと何らかのかかわりのある人たちだけで作られた世界みたいなオチかなと思ったけど、そんなことなさそうだった。オチとしては禁じ手かもしれないけど、行動がちぐはぐでも、設定がちぐはぐでも、「ゆりっぺの主観だから」で片づけられそう。。。