ニワカオヤジ さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
転生したら幼女の少佐デグレチャフじゃなくて幼女好きの少佐ブーゲンビリアだった件
酷評するので、先に素晴らしかった所を上げておきます。
【作画】
なんかもう凄かった(語彙力)。
雨粒とか、あれCGなのか手書きなのかよく分からんけどとにかく凄い(語彙力)。
雨がメインテーマだった「天気の子」の雨の表現を軽く超えてきてました。これ以上に凄い雨の表現は実写でもアニメでも今後出てこないんじゃないでしょうか。
作画だけなら★10コはつけたいところです。
しかし、その素晴らしい作画を台無しにするほどに物語が、というより少佐が最低でした。
TVシリーズは泣ける名作で★5をつけたんですが、劇場版を見た今となってはTVシリーズで流した涙を返せと言いたい。
今後、TVシリーズを見直す度に気持ち悪くなって、素直に感動できなくなりそうです。
以下、その理由。
{netabare}
TVシリーズ中、少佐のヴァイオレットへの「愛してる」は家族愛のようなものだと思っていました。
いや、思っていたというより、オッサンが13歳くらいの女の子に本気で恋するとかあり得ないし、それを本人に言うとか絶対ないわ・・・と自分に言い聞かせながら本編を見ていたんだということを今更ながら思い知らされました。
その「愛してる」が、本作では「男女の愛」の意味だったと明確にされてしまい、少佐が急に気持ち悪いロリコン野郎に見えてきました。
それでも死んでるなら許したけど生きてるし。
それでもヴァイオレットに最後まで会わなければ許したけど追いかけてるし。
ヴァイオレットの方の「愛してる」は、TVシリーズでは単なる少佐への依存だったと思います。いや、この劇場版の時点でもまだ依存の意味が強いと思う。
その、少女の依存と愛の勘違いにかこつけて駆け落ちして指切りとかイチャイチャしやがって・・・
少佐が羨まし過・・・いや、許すまじ。 {/netabare}