アスク さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
素晴らしきアニメに今期も乾杯
BEASTERS
ビースターズ、一期もすごく面白かったんですが、物語としては一期二期を含めて初めて完成するんじゃないでしょうか。面白すぎる。
物語 物語を通して描かれて来たのは、肉食獣、草食獣としてのそれぞれの生き方でした。肉食獣は例えば熊だったら筋肉萎縮剤を飲まされその副作用に常に悩まされる、また草食獣も草食獣の音信不通は肉食獣よりよっぽと深刻と言われるように常に命の危機に直面している。そのように、肉食獣、草食獣、ついには昆虫まで、様々な視点からビースターズの壮大な世界観というのが描かれているため、日常シーンからシリアスな決闘のシーンまでが全て登場人物の覚悟、考え方、行動につながっているためとても感情移入できて、本当の友情などがひしひしと伝わってきました。全体的な印象はここまでで具体的に語ります。パンダの食殺を罰しないという姿勢で「ただ肉食獣に生まれてきたというだけ」ってセリフやテムの過去回想やヒョウとアルパカの絡み、などから本当実際は肉食獣の方が傷つけないようにしなきゃ、怖がられないようにしなきゃっていう風にオドオドしてるんです。それで最後に出された結論ってのが肉食獣は守るべきものがあるときに強くなる。実際合理的に考えれば、肉食獣と草食獣は共学はよくないかもしれないけれど、今までやってこれてだからこそ傷つける立場から守る立場になって戦っていく。そういうところがすごいかっこよくて人間ドラマ(動物)やってていいなぁっておもいます。
そういう覚悟の現れっていうのはいろんな分野でもあって組からルイが抜けるなら忠誠を誓ったルイを食べようとするイブキ。もう帰ってこないでくださいという決別。裏で生きていくと決めた者たちの生き様と覚悟もすごかったです。
演出 CGについてなんですが、原作のお話もあるんでしょうがレゴシの修行中の戦闘みたいな戦闘シーンで戦い方をスローモーションで見せてから戦うみたいなのもセンスあって急に殴りかかったりする緩急の付け方が非常にうまくて迫力がありました。ごはんもよかったです。すごいことにCGと作画のキャラが一画面に共存しててもなんの違和感もないのがおどろくぐらい手がこんでます。ビースターズは草食獣と肉食獣の共存だけでなく、CGと作画の共存も伝えるアニメだ った?
制作 オレンジ オレンジさんを超えるCG会社なんて無いですね
音楽 最終話はEDを最初に持ってくるっていう異例なことをしているんですが、目元の描写とか全部つながるんですね。怪物は普通に名曲だしYOASOBI最高!神前暁さんの音楽も良かったですね。
原作 板垣巴留 5回も賞とってます。マンガ大賞は伊達じゃない
好きなキャラ→レゴシ、ルイ、イブキ(正直今回のヒロインはルイとイブキではw女装してルイにあってるしw足を食わせる友情すごかったです)
好きな回→21話、22話、23話、24話(ずっと良かったけど後半がまじでエグい)
視聴方法→BSフジ、ネトフリ入ってないので一週間遅れてました。ネトフリ独占強いから入ったほうがいいとは思ってるよ。