CiRk さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
振り回されてるだけの細胞たち
不健康な体版のはたらく細胞
{netabare}
良かった回もあったけど、全体として見れば微妙という感想だった(はたらく細胞2期よりは良かったけど)
自分が変わっているのかもしれないけど、言い方が悪いですが、はたらく細胞でドラマチックな展開とかガチのシリアス展開をやられるとかなり寒かった。これで自分の中での評価をかなり落としてるかも
しかもその展開も、あるキャラが死んで悲しむ、落ち込んだ状態から立ち直って"働かなきゃ..."となる展開しかなくてほぼワンパターンだった。ぽっと出のキャラが死亡フラグを立てたかと思えばそのまま死んだり...。唯一良かったと思ったのは体に対してキレるシーン。あのシーンはたぶんそこまで積み重ねがあってのシーンだったからよく感じたんだと思います。
それと一話の雰囲気が後半の方はなくなって、普通にそこそこ優しい世界になっていたのも残念だった。雰囲気だけでなくはたらく細胞BLACKならではの話も少なく、これ普通のはたらく細胞でもよくね...?ってなる話も多くなっていった。
はたらく細胞というタイトルなのに細胞があまり働かないのも微妙な点。体に異常が起こるが基本的に細胞は何もできず、ただ体の異常に振り回されてるだけの印象。そして、最終的に解決するのは基本的に細胞じゃなくて薬品。そのせいで、赤血球と白血球以外出番が全然ない。キラーTとか暴走しただけだし、血小板とかB細胞等の主要な細胞も全然出てこない。(BLACK版血小板ちゃんかわいかったのに...)
ただ、最後の二話は良かった。はたらく細胞一期の出血性ショックを思い出すようなかなり盛り上がりのある展開。絶望感もあってよかったし、こういうのが見たかったんだという感じ。それと、ラストの別の体に輸血されるというオチも面白くて完璧だった。
{/netabare}