ウェスタンガール さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
死者の書
前半クールは真っ暗闇であった。
まさに、ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(もちろんエキドナを筆頭に、死して彷徨う魔女たちである)が如く振り回され続けたのである。
さらに、嫉妬の魔女“サテラ”がエミリアたんにそっくりなことも謎に輪をかけて、観る者を翻弄したわけだ。
そして、今更ながら思い出すのである。
転生したスバルが最初に出合ったハーフエルフはサテラであり、後にエミリアと名乗り、今に至ることを。
ここで『死者の書』である。
古代エジプトの信仰、死者があの世で蘇るための指南書、正式名は「日下出現の書」、すなわち太陽神〈ラー〉のように、再び蘇るためのアンチョコ。
そこで死者は、魂である心臓が穢れていないか天秤にかけられるのである。
ちなみに、猫のガーフィールは、神殿を守るスフィンクスということになるな(^^。
ここに至り、七つの大罪と立ち向かうスバルが心臓、すなわち魂を賭して、究極の罪である“嫉妬”からエミリアを救い出す図が描き出されることになるのかな?
きっと、待ち受ける3期は、再び王選が舞台となって、スバルは更なる苦しみの中、究極の選択を迫られるに違いない。
ドーン・オブ・ザ・デッド、死せる魔女たちの夜明けが迫る。
いつもの妄想である。