CiRk さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
科学を活かした頭脳戦
1期で2クールかけて描いた準備段階を経て、2期ではいよいよ対司帝国が描かれる。
1期はそのための武器などを作る話が中心に描かれていましたが、2期ではそういう要素は1期より少なく、戦闘、と言っても実際に戦うのではなく戦略の実行などがメインに描かれています。
{netabare}
真正面に戦ってちゃ到底適わないからという理由で色んな作戦を立て、実行する様子が見ていて楽しめました。どうやって敵を味方に引き込むか、どうやって敵を欺くかなどなど、自分はこういう戦略的な話は大好きなので見ていてほんと面白かったです。電話の着信でモールス信号を送って秘密裡に連絡を取り追跡者を捕まえるシーンとか、汗を電気分解して得たアルカリで牢を溶かして脱獄とか予想もつかない展開がかなり良かった。
一つ残念だと思ったのは洞窟の前での戦闘シーン。2人VS科学王国ほぼ全員なのに、なぜか2人のほうが優勢みたいな空気感だったこと。いくら強くても一人の武器はすぐ壊れそうな石槍なのだし、ここで二人が無双するのはちょっと思ってた展開と違った。
妹を復活させるシーンはかなり感動しました。
司、千空VS氷河の戦闘も良かったです。役割分担のしっかりした戦いで、氷河を司が抑え、その隙に千空が科学を利用して戦うという構図はかなり良かったです。緊張感もあってかなり盛り上がりました。
最終話では傷を負った司を、劣化しないように一端コールドスリープ状態にする。司を石化解除時の修復能力で治すに石化の謎を解明してそれを利用しよう。そのためには石化光線の発生源である南米を目指そう。だから船を作ろう。と、この作品らしく論理的で良かったです。
戦闘メインで一期とは全く別方向の雰囲気だったけど、それでも面白かったので、すごい作品だと思いました。まさに"頭脳戦"で、個人的には頭脳戦系の戦い(2期全体)ではトップクラスに面白かったです。3期もやるらしいので期待。
敵はいなくなったし、どんな展開なんだろうか。
{/netabare}