シェル さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
何度も何度も観ています
料理自体はオーソドックスというか、庶民的なものばかりです。
が、それゆえに言葉(ボキャブラリーすごいですね皆さん)で語るキャラたちが一層引き立ててくれて、しかも耳障りがすごくいいんですよね。
自分は食べ物ってそれ単体のおいしさだけでなく、食べたときのシチュエーションがあって、より強く記憶に残るものになると思っています。
苦労して仕事をこなした自分へのご褒美にたべたあの料理。
友人とだらだらと喋りながらたべたあの店あの料理。
風邪を引いた時に食べさせてもらったあの料理。
・・・そんな風に、おいしさだけではあらわせない感情、ありませんか?。とくに歳を取ると・・・(苦笑
本作はオムニバス形式でキャラ達のそんな食べ物に出会うまでの物語を知らされます。そしていざ食べ始めた時には観てるこっちも「よかったね!」「ですよね~!」とニンマリしちゃうんです。納豆大好きなんですよ自分!(←こら
若い視聴者には「飯テロ」として観れるでしょうし、自分のような年齢を重ねた方には「ドラマ」として観れると思います。
どちらかというと「ドラマ」として観ていた自分には、オムニバスがつながっていくようなカタルシスを、最終回で軽く感じさせてもらいました。
声優さん達のさりげない中に気持ちを込めたような演技と、制作スタッフの誠意が融合しているような作品だと思います。ほんと、観てよかったです。
※何回も観ている故なのかもしれませんが、アレッタさんの可憐さもさることながら、クロが凄くいじらしくてキュンキュンします。店主の「はいよ!」にもキュンキュンです。誰かクロと店主の良さを分かってもらえないものでしょうか。。。