ぺー さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
思えばここまで来たもんだ
TV本編の続き 105分
内容如何を語る前に、よい意味でよくぞ劇場版までこぎつけたと感慨深いです。
まずはTV本編をおさらいしてからどーぞ!
以下TV本編のネタバレ隠してません。
あまり褒められたもんではありませんが、名前すらろくに覚えちゃおりません。「名前」「あだ名」「役職名」と一名につき複数の呼称があったりするのでとっとと諦めた記憶があります。
{netabare}新キャラの名前も覚えられなくてピンチ{/netabare}
さらに追加されるともはや覚える意志すら発動しなくなります。でも大丈夫。
軽めのバイオ・ハザード的サスペンスみたいなノリだったTV本編とは装い新た。
それでいて艦隊戦の迫力はそのままなまさに劇場版仕様と見ため楽しい作品になってます。
{netabare}艦長でみんなの「父」になりたい明乃
副長でみんなの「母」になりたいましろ{/netabare}
船乗りにとって船は家。船員は家族。そんな話を彷彿させる仕掛けもあります。
思えば第一次世界大戦が起こらなかった世界線。日本の先の戦争は日露戦争というファンタジー。東郷平八郎閣下を彷彿とさせるネタが散りばめられたTV本編。
セーラー服だってsailor(水夫)の服だったよねってこんなところで応用せんでもいいのに、ってくらい随所に船乗りへの敬意を匂わせていたり、背骨は変わらずまっすぐに伸びてます。
そしてお話は荒唐無稽
こればかりは持ち味なのでしゃーないです。
OVAを挟んではおりますが制作会社の倒産やらなんやらで4年越しの劇場版だったりするわけです。
{netabare}挿入歌「High Free Spirits」{/netabare}
ファンには嬉しい再会。私のような後追い組も同様です。“らしさ”を感じる既存向けの佳作でした。
※余談
■ぼーっと四方山
・{netabare}最初の40分間が“赤道祭”みたいだった{/netabare}
・{netabare}急襲部隊の襲撃により敵さんがエレベーターがちゃこんのラガー刑事モードになってました{/netabare}
・{netabare}神殿のようと例えられた海上要塞。日露戦争の要塞攻略といえば旅順ですが、実際の旅順博物館はパルテノン神殿みたいな見た目でしたね。たぶん関係ないよね。{/netabare}
視聴時期:2019年1月~3月再放送
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2019.03.28 初稿
2021.10.23 修正