Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「この人生(ゲーム)のルールを教えてあげる」 弱キャラが挑む人生攻略論 ただし美少女指南つき!
この作品の原作は未読ですが、ひーちゃんとかやのん、そしてキャラデザ・総作画監督に矢野茜さんが起用されると知り、視聴を決めた作品です。
この3人とアニメーション制作会社である「project No.9」との組み合わせ…「りゅうおうのおしごと!」以来ではないでしょうか。
矢野茜さんのキャラデザが個人的には大好きなので、この作品の視聴にも気合が入りましたよ。
友崎文也は、日本屈指のゲーマーながら現実ではぼっちの高校生。
“人生はクソゲー”だと言い切る彼が出会ったのは、
学園のパーフェクトヒロイン・日南葵だった。
「この『人生』というゲームに、真剣に向き合いなさい!」
人生ははたしてクソゲーか、神ゲーか?
日南の指導のもと、弱キャラ高校生の人生攻略が幕を開ける!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
パーフェクトヒロイン・日南葵を演じたのはひーちゃん。
キャラのイメージとひーちゃんの声質がピッタリ合っていたと思います。
wikiをチラ見した際に目に入ったのがハルカスの名前…
何でもテレビCMではハルカスが日南葵を演じていたんだそうです。
なるほど…ハルカスの声質なら十分強キャラだって演じられるんでしょうね。
この作品の様にTVアニメ版とそれ以外の媒体で演じる声優さんが異なるケースを結構見かけます。
個人的には起用する声優さんを変更する理由が分からないんですよね。
作り手の「より良くしたい」という気持ちは分からなくもありませんが、それが起用する声優さんを変更する理由とは少し違う気がするんですよね。
変更する可能性があるとすれば、声優さんのスケジュールの都合が付かなかったとか?
でもこの理由が全てでは無いような気がします。
ハルカスの様に実績と実力が十分備わっている方ならともかく、厳しい競争の中でやっと掴んだ配役を奪われるって気持ちが苦しくなると思うんですよね。
「それが声優」でりえりー演じた一ノ瀬 双葉が同じ状況に陥っていたのを思い出します。
一方、物語の方では日南葵はリアルにおける最強キャラでパーフェクトヒロインだったかもしれません。
ですが、個人的には長谷川育美さん演じる七海みなみの方が好感が持てたような気がします。
日南葵にひけを取らない頑張り屋さんで、周囲への気遣いも細やかで…
何より誰とでも分け隔てなく接することができるのは、もはや特技以外のナニモノでもないのではないでしょうか。
主人公の友崎だって、序盤は相当彼女に救われたと思います。
人生の見方が大きく変わった友崎君…
人生が「クソゲー」ではないと思えるようになった友崎君…
彼がこれからどの様な変化を遂げていくかが楽しみです。
アタファミと同じくらい人生でも最強のキャラに化けるかもしれませんし…
アタファミにおいても、人生においても最大の宿敵は日南葵…という可能性も捨てきれませんしね^^;
ただ、そこまで昇り詰めるには、段階を踏む必要があると思います。
かやのん演じる本好きの菊池風香ちゃんの気持ちや、友崎君の周りの人の気持ちをちゃんと受け止めながら成長して欲しいと思っています。
そして日南葵の本心に対しても真っ直ぐ向き合って欲しいと思います。
パーフェクトな彼女ですが、どことなく翳りを感じるので…
オープニングテーマは、「人生イージー?」
エンディングテーマは、「あやふわアスタリスク」
どちらも、DIALOGUE+さんが歌っています。
1クール全12話の物語でした。
原作は連載中の様ですが、既刊11巻まで発刊されているようです。
きっとストックも十分ありそうなのですが、続編の制作はどうなんでしょうね。
もし続編が制作されるなら是非視聴したいと思います。