テナ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
決着〜そして新たな目標〜
これは期待していた人もかなり多いのではないでしょうか?
この作品は安心して見られますね。
千空が開発する物は次は何かなども毎回期待してしまいますし、今回はVSツカサ帝国との決着のエピソードです。
彼らとの戦いは難しい条件で戦います。
彼等は戦争をします。
つまり命の奪い合いですね。
ですが、千空には敵の四天王と呼ばれる男右京の協力を得る為の条件として「誰も死なない事」と言う条件を突きつけられます。
彼らの戦いは喧嘩ではなく戦争です。
命の奪い合いです。
この条件の範囲は敵を殺さなければいいだけではありません。
化学王国とツカサ帝国全員が命を落としてはダメなのです。
相手はそれを知らない上に、自分達を殺しに来ると思って全力で殺しにくるでしょう。
そもそもツカサの目的は千空を殺す事。
そんな本気の相手に対して自分も死なずに殺さない様に戦わないといけません。
しかも、相手は人類最強の高校生司とその右腕の氷河……普通に考えて普通に戦うだけでも大変なのにこの条件……無理です。
ですが、千空は笑ってそれを受け入れます。
何故なら千空の目的は人類全ての救済です。
千空も言っていましたが、それは理想の戦いで、それが絶対に変わっただけの話なのです。
千空の思い描く全人類の救済は人類全てです。
そこには敵の司帝国も含まれます。
そもそも、「全人類の救済」なんて素敵な目的を目指してる人間が高々数百人の命を守れない時点で破綻してしまうのです。
この程度条件を飲めない人間に人類全てを救う事なんて出来ないよなぁ〜と感じました。
だから、これはその為の1歩目。
きっと、千空はそれくらいの覚悟で掲げた目標だと思います。
そして、ラストには最強のタッグと感動が待って居ます。
コールドスリープの辺りの会話は泣きそうになりました。
途中から司から返答がなくなるけど、その瞬間が千空には確認しなくて解ってしまう。
そして、いよいよ次は石化の秘密。
司を救うためと石化の原因を探る旅が遂に始まる!
今回も安定した面白さがありました。
実は今年の年明けに原作を読んだのですが面白いですね。
アニメもしっかり面白い点をアニメにして見せてくれますし是非また続編して欲しいですねw