STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえずの簡単な感想
キャラ名は固有名詞ではないので、以後は中の人の苗字を付けて表記してます。
固有番号を持っているので、そちらを表記するやり方もありましたが、直感的に
分かりにくいかなと思って。
原作は未読。
基本的スタイルは1期を踏襲しているが、1期は花澤赤血球と前野白血球のダブル主人公と
いった感があったが、本作では花澤赤血球の影が薄い感じ。
まあ基本的ストーリー展開が人体の異常に対する内部の対応であるため、異常要因である細菌、
ウイルスなどを駆除する白血球は敵を変えることで話を広げられるに対して、酸素の運搬が
業務である赤血球は話を広げにくく、致し方なしといったところ。
代わって本作で第二の主人公といった印象があったのが小林一般細胞。
本シリーズでは各細胞達の働くことの意義や使命感が描かれることが多いが、彼に関しては
働く必要がないことに対する葛藤や悩みが描かれており、その対比振りが面白い。
もっとも現実では存在するだけで充分に役立っているわけですが。
この小林一般細胞絡みでは乳酸菌達が可愛く、かつ体に良い細菌の役割描写が興味深かった。
テレビ放映に関しては意図的なものか、偶然かは分からないが、同時期に
「はたらく細胞BLACK」(以後、BLACKと表記)が放映されたため、やはり比較して
観てしまうきらいがあった。
1期も含めて本作は体に異常事態が多発している感があったが、BLACKと比較してしまうと、
「まだまだ健康的だったんだな」と思ったり。
面白さに関しては、正直なところ1期より落ちていた感がある。
全8話と話数がかなり減ったことも少なからず影響しているのかもしれないけど。
1期に関して、原作から面白いエピソードをピックアップしていったのであれば、本作は
どうしても残り物的な感は出てしまうだろうし、原作から単に掲載順にアニメ化していったので
あれば、原作自体にネタ切れ感が出てきたのかもしれないのかな。
2021/03/21