daruma さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
タイトルなし
Qから9年も経つんですね〜そう考えると時間の流れが早すぎて怖いw 9年間も抱いていたモヤモヤに対して決着してしまうと思うと感慨深さや寂しさを感じる。
映画を観終わった直後は「なんだこれは?」という印象だったが、帰り道で頭を整理して家に到着するころには思い出補正のように美化されるような作品だった。
前半1時間の第三村の話はQの補足かな?という印象。Qの尺が短かったのでここまでがQと考えるとしっくりくる。Qまでに溜まった謎や疑問はあまり解消されるような内容ではなかった上に新しい用語が出てきて混乱しまくったが、それがエヴァらしいところでもあり、考察で盛り上がれる余白なのだろう。映画を鑑賞した後でYoutubeやブログで考察を読むのが楽しい。
一番気になっていたのはTV版のエヴァとの繋がりだ。ループ説が多いが、設定が変わっている箇所が多かったので気になるところだった。カヲルの話ではループしてるっぽいが、全ての世界の最後で世界を作り直してるとはちょっと想像しにくい。結局そこら辺はよくわかっていない。
最後に全てのアディショナルインパクトで全てのエヴァンゲリオンという物語に蹴りをつけたのはよかったと思う。無限に広がる風呂敷を畳むにはこれしかないし、これがベストだと思った。
自分はマリが1番好きなキュラクターだったので、今作の活躍はとても嬉しかった。学校の屋上で出会ったときからループを脱したと考えるとマリがシンジの手を引く相手としてはぴったりだと思う。ラストの二人の間にある関係が恋愛なのか、それ以外の絆なのかは人それぞれ解釈があると思うが、そこら辺は映画の中で描いて欲しかったかな。
ケンケンも好きなキャラクターなのでアスカとくっついたのは嬉しい。アスカも落ち着ける場所を見つけられたと思うと良いエンドだと思う。
レイとカヲルはよくわからなかったが、レイはユイでカヲルはゲンドウだとすればアリなくっつき方なのかな?
なにはともあれひと段落したので、落ち着いたら二回目観に行こうかな笑