シン☆ジ さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
へえ。。イケメン好きなら持続できるかも?
原作未読。
自分は石川啄木と同じ岩手県出身です。視聴動機もそこ。
なので甘くもなり得るし、厳しくもなり得るかと。
さてどっちに転ぶやら・・
雰囲気はいい。
絵もBGMも悪くない。
でも・・
■設定
文豪の名を冠するイケメンキャラ達が登場。
助手以外はアニメオリジナルキャラらしいです。
なんと彼らの{netabare}集団入浴シーン{/netabare}もありw
まあ、武将の名を冠した萌えキャラが登場するアニメ界ですから、とやかくいうつもりはありませんが。
対して女性キャラはというと、カワイさ控えめ。
これは女性向け作品なのか・・と思いきや、
主人公は{netabare}女好きで遊郭通い{/netabare}という設定。
ターゲットどこじゃw
啄木ファンも女性も嫌がる人多いんじゃないかな。
郷土が舞台とはならず、またガッカリ。
■内容
一時期、綾辻行人の推理小説を読み漁っていました(綾辻さんが小野不由美さんと結婚していたのは知りませんでしたが)。
綾辻作品と比べるのは酷かも知れませんが、本作のミステリ部分がどうにも刺さりませんでした。
~{netabare}
制作側だけが知る事情・事実で推理が解かれる。
視聴者にヒントを与えずに、推理をさせない。置いてけぼり。
1話 :謎解きが地味。
2~3話:ほぼコント。
4~5話:恋バナも腑に落ちないし演出的にも刺さらない。
6話 :犯人捜しも浅い。
7話 :主人公が偽札を製造すなる話。
8~9話:啄木の病気発覚。正式な探偵依頼。多少見応えあり。
10話 :こいつクズだ。。普段おちゃらけて傷心となるとグズる。共感しようもない。そして東京から岩手に向かったのなら、岩手山は列車の右側ではなく左側に見えるはず。。
11話:いやいや・・劇的なBGMで盛り上げようとしてるけど・・フツー自分の子の判別くらいできるっしょw。父母が同じ兄弟でも顔って違うんだから無理がある。小説ならではの話だよね。
12話:カヨちゃんが犯人て。。意外ではあるけど安易。ミステリ小説なら布石があってしかるべき。。ってカヨちゃんはアニメオリジナルキャラらしいからアニメスタッフによるオリジナルシナリオかな。。原作はアニメの山場にふさわしい物語はないってこと?よくアニメ化できましたねぇ。
啄木本人も「たかり魔」で「女好き」で「傲慢不遜」な面があったらしいですが、どうもこの主人公は好きになれず、岩手の有名人が原作者にたかられたイメージを持ってしまいました。
でも不来方城と岩手山のショットはなかなかよかった。
こんな絵をアニメで観られるとは。
{/netabare}~
8話辺りは見応えを感じたけど、ぶっちゃけそこまで視聴モチベーションを持ち続けることができる人はどれだけいるだろうか。。
■キャスト
それなりの男性声優の顔ぶれ(声ぶれ?)。
女性の耳には幸せかも。
花澤さんの旦那の声、初めてちゃんと聞いたかも。
~{netabare}
加世ちゃんのcv大和田仁美さん、
SHIROBAKOの今井みどりでした。
{/netabare}~
啄木の名を借りたワリには安易なところが鼻につき、自分には逆効果になったようです。公平な評価ではないかも。スミマセン。。
原作:東京創元社のミステリ小説
制作:ライデンフィルム/東北新社
放送:2020年4-6月
視聴:2021年3月(dアニメ)
ライデンは最近、はたらく細胞BLACKを制作。
東北新社は最近、総務省幹部接待問題を勃発・・
なにもBLACKで競わなくても。。。