たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「シン・エヴァ」と似たような感想
事実上、ガンダム「宇宙世紀」の最終回といえば、逆襲のシャアだと思いますね。
アムロとシャアの関係が決着つきますし、冨野監督の「思想」もこれ以降薄くなってフラットな作品が多くなると思ってます。
小説では「閃光のハサウェイ」がおそらく最終回という感じでしょうが、アニメ作品としてはこちらが終幕だといえるでしょう。
これも「シン・エヴァ」と同じく、TVシリーズから劇場作品まで見ていないとストーリーを完全に理解できない仕様になってますが、当時としてはまだアニメ作品はマニア向けだったと思うので、それでも結構なお客さんが入ったことは当時としては画期的なんではないでしょうか。
今見ると多少絵柄が古臭く、80年代のセル画ならではのごちゃごちゃした世界観がとっつきにくいかもしれませんが、それでも過剰に過剰を上乗せしたモビルスーツの躍動感は凄みがありますね。この後、3Dと2Dを掛け合わせたモビルスーツが主になってしまいましたが、この時代の手書きの感じが非常に見ていて味わいが増している気がします。