まにわに さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
見ないなら気にしない、気になるならとっとと見る
何度かチャンネルを合わせたことがあったので、なぜ学校に住んでいるのか、そりゃあ気になっていた。
まあ(ここでだけど)、一部内容を小耳に挟んで、それでも1話で!?とは思ったけど。
せっかくなのだら1話はネタバレなしで見たかった。
{netabare}ゾンビの難易度が低く、物資も充実していて、生存者にリスクを課すタイプのサバイバル…とも言えないほどの雑な設定と描写。
たとえば、前方右のドアから映画館の中を覗いているのに、中の様子を後方から描くという、こういうことを平気でする作品。
墓にしても、1話で園芸部の皆さんだったのが、3話で先輩の処分候補となり、めぐねえのものかと思わせて、象徴的に使ってはいるが、確かなのは畑の側に感染者は埋めないということだけ。
等。
なので、内容的に興味を持てたのは、ゆきの症状とめぐねえルール、あとは卒業アルバムをどう使うかぐらい。
10話:{netabare}アバンにて、本が別の結末になるのを本に期待するぐらいだから、りーくんが言うだけで何もしないから、バリケードで希望的観測を述べられたら、自分からは何もしようとしない、つまり、何でも起こりうる状態が期待させる。
結果的には、何が起こるというよりは、そうなるよねという結末。
ゲームで例えるのもなんだが、ゲームオーバーで直前からやり直すのでなく、最初からやり直さなければならない時のやるせなさがよく出ている。
何が悪いというわけではなく、油断としか言いようのない条件面も整っている。{/netabare}
最終話:{netabare}帰宅を促す放送で帰らせるオチはよかった。太郎丸を扉の外に残さない選択が効いている。
終わってみると、卒業した学校への郷愁を描いたと言えば、そのように描かれていると言えると思う。郷愁ゆえの粗さも多かったが、学校にはいいことばかりでなく、嫌なことの合間の楽しみを見つけるところもあるので、よい設定だったと思う。{/netabare}
めぐねえ:{netabare}廊下を走るのを走って注意するところから怪しかったが。ワンテンポあるりーくん以外の3人でルールを共有するきっかけは描くだろうと思っていた。
それが怪しくなったのが、そこまで消す必要があるのかという6話のEDで、めぐねえの扉がどこにあるのかさえわからない状態が続いて、最終話でめぐねえがやったであろうことを太郎丸がやって、描く必要さえ奪われて終わったわけだが。
そこで思ったのが、どんなにいい先生でも、卒業すれば会うのは同窓会ぐらい。そんな存在にしたかったのだろうか。{/netabare}{/netabare}