横比較無用ノ介 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
アニメはいろいろあって良い
花の色 雲の影
懐かしい あの想い出
過ぎし日の 窓に残して
巣立ちゆく 今日の別れ
いざさらば さらば先生
いざさらば さらば友よ
美しい 明日の日のため
(作詞 村野四郎)
第9回まで視聴。
まだ、どのような結末となるか不明の段階だが、
回を追うごとに主題歌の存在感が増してくる。
物語が歌詞に収束されていくような感じ。
この曲を選んだセンスの良さに感服。
2021/03/10 記
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一筋縄ではいかないとは思っていたが、
第11回を見て、疑問符が付き、最終回で???
アカと裏アカのネーミングから、実はこういうことなのか、
{netabare}
アカと裏アカが作り出したものは、SNS。
誹謗中傷が飛び交い、人を自殺に追い込む。
それを見て、目を背ける者。逆ギレする者。
状況に怒りを覚えつつ、挑み続ける者。
出口の見えない問題。きれいな終わり方はない。
{/netabare}
と思い至った。
だが、また特別編でこちらの想像を裏切ってくるかもしれない。
2021/03/31 記
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特別編を見終わっての感想やあれこれ
無意識の共通幻想に統一された放送文化に抗う精神。
きれいなだけの作品への反骨から作成されたアニメ。
そういう意識でこのアニメを見ていました。
なので、12話で終了でも、それもありかなと思っていました。
{netabare}フリルが、ひまりを死に追いやった方法は不明のままですが、
・ねいるは妹そっくりのAIだった。
・フリルは人間になりたかった。
・アカと裏アカはアイちゃんたちを利用して、ひまりを生き返らせようとしている。{/netabare}
総集編を見て、いくつかの疑問は(自分なりに)解消しました。
もちろん、中途半端な感じは拭えません。
野島伸司氏は本当にこの総集編を作りたかったのだろうか、とも考えてしまいました。
「気持ち悪いし訳が分からなくて、つまらない。」
こういった意見を否定するつもりはありません。
逆に「気持ち悪いし訳が分からなくて、斬新。」とも言えるでしょう。
感動も、恋愛も、友情も、憎しみも、バイオレンスも、スッキリも、不可解も...
全部許容するのがアニメ。表現も感想も自由なのです。