NX さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
期待通り。だが……
三話みれば、面白くてハマるのは間違いない。機体のカッコよさとか、戦闘とか、bgmは勿論。人間関係や展開など引き込まれる要素はコードギアスを彷彿とさせる。
しかし、ただ単に真似るのは普通のパクりなので、コードギアスのおいしい所を抽出してオリジナルでアレンジする必要がある。
一番違うのが戦闘面、主人公は訓練機で戦うが、敵はバチボコのフル装備でかつ火星の超古代文明の技術を使うので、まず素殴りでは絶対勝てない。それを埋めるのが主人公の戦術眼だ。火星の技術のメリット・デメリットを分析し、地形を利用して彼我の戦力差をひっくり返す様はかなり引き込まれる。後、敵はその技術力ゆえ超舐めプで挑んでくるので、必然と戦略が戦術に直結する形なので、展開は遅くなりません。
コードギアスのパクりと言う方は、だいたいこの辺を勘違いしているので説明しますが、戦術と戦略は大きく違います。
戦術とは戦闘に勝つためにはどうすべきかを考えること。戦略とは戦争をどう勝利に導くかを考えることです。同じように見えますが、視点(視野)が大きく違うのがわかるかと思います。
確かに、黒の騎士団立ち上げ当初の戦闘やゼロレクイエム時のシュナイゼルとの戦闘は戦術的な立ち位置にいましたが、リニアモーターにゲフィオンディスターバーつけたり、ギアスの能力で地盤を崩壊させたり、中華連邦の悪事を広域放送で暴露したり、とどちらかと言うと戦略がメインです。
この作品は一貫して主人公は戦術面での立ち位置なので、適当に見てコードギアスと一緒くたんにされるのは、少し違いますね。
ま、一番最強なのがルルーシュと伊奈帆が手を組むことですねwもう鬼に金棒どころか、鬼にミラボレアスの装備くらい鬼強です。
他に鳥の描写に注目したりすると、より面白く見れますので、視聴する際は良かったら頭の隅に置いておくといいかも。