ガムンダ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
期待外れ 故にダメージを負わなかった
アダチ と シマムラ
二人の女子高生の(百合)恋愛もの で友情もの 青春もの
そつなく人付き合いをこなすが何となく周囲に馴染めないシマムラと、シマムラ以外に友達のできそうにないアダチ、の心の機微を二人の視点で描く。
ここの所アニメを観る時間的、精神的余裕が無かったのですが、1話目を観てなぜかこれは最後まで観ようと思いました。
青春の苦悩 から 成長によるカタルシス。
ただし成長には激痛を伴う。 という小説的作品を期待したのです。
何となく感情を刺激してくれそうなのを求めていたので。
でも期待外れでした。
成長する前に終わりました。
それで激痛を味わなくて済みました。
私の場合、その物語で最初に一人称視点が描かれたキャラを主人公と認識します。
最初はシマムラでしたが、すぐにアダチ目線メインとなり、こういうすり替えは入り込むのを阻害してしまいます。
アダチの気持ちには割と共感できます。
同性か異性かという事は置いておいて、若さ故、未熟故の青い恋心です。
そしてこの恋は恐らく成就しません。
そこから人は成長するものです。
が、このアニメは成長するまで描きませんでした。
二人とも成長しませんでした。
故に名作たり得ない、普通の物語3評価ですが、つまらなくは無かったです。
そして最後感傷的にならずに済んで少しホッとしました。
それを求めて観始めたのに。