「Tokyo 7th シスターズ 僕らは青空になる(アニメ映画)」

総合得点
69.1
感想・評価
14
棚に入れた
79
ランキング
1906
★★★★☆ 3.7 (14)
物語
3.4
作画
3.9
声優
3.8
音楽
3.8
キャラ
3.6

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ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

仮にも東映制作クレジットがついて、ライブシーンが作画だと!?

7周年を迎えたナナシスこと東京7thシスターズ。メインストーリーが6.0で完結し、サービス終了を囁かれるアプリゲーが満を持してアニメ化。
こんなコンテンツに、これから飛び込む奴は居ないだろうと普通は思うのですが…いました、ここに。
自分でもなんで見る気になったのか本当に分からない…
ただ、これはなかなかに良いアニメでしたよ。

以下ネタバレ
{netabare}まず、良くないと思った点、初動が内輪ノリのキャラ紹介だった事。まあ、アイドルものなのでしょうがない事は承知しているのですが、とりあえず、挨拶と決意表明は全員同じだけ喋らせないといけない。(それぞれのキャラを推してる人がいるから)
これ、事務的すぎてつまらない。
始め10分で完全に観る映画間違えたなと思いました。この後この考えが覆ることは無いと思ってましたから、視聴後の満足度の高さには驚きです。
特に最後の辻褄の合わせ方は、膝を打つ気持ちでした。
恐らく、制作者もそれを狙っていたのでしょう。
完全に良くあるご都合主義だと思って見ていたので、良い意味で騙された感じです。
具体的に言うとメインキャラがファンタジーを貫いている事によって、敵キャラやモブのリアルさが際立ち、この作品、地に足ついてる?と錯覚させてくれます。
そして見終えた時、これはナナシスの(まあナナシス限らずスマホゲーの多くが辿る道だと思うので…)これまでの歴史を総括した物語だったのだと気付かせてくれる構成能力の高さに脱帽しました。
ストーリーの評価の高い原作とは聞いていましたがこれ程とは…。

作画については表題で触れた通り。
私は東映デジタル部が噛んでいるものだとばかり思っておりました。
序盤はマジの止め口パク。まあ、人数多いからしょうがない。ただ劇場版でこのクオリティかーと嘆いたのですが、ライブシーンに差し掛かり、「えっ、作画…しかも綺麗に動いてる…」とこちらも面白い裏切りでした。

最後に、主人公の問いかけはなかなか感慨深いものがありました。
メインストーリーが完結し、分かれ道へと辿り着いたナナシスの今後を決めるチャンスが私たちにあることを示唆してくれているのかもしれません。
{/netabare}

投稿 : 2021/03/07
閲覧 : 287
サンキュー:

2

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