agito さんの感想・評価
1.4
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:今観てる
すべてが中途半端
スケートアニメなのにスケートシーンがほとんど無いし、わちゃわちゃがメインかと思ったら主人公の「俺が俺が」に引っかき回されて不愉快が先にくるし。「他の選手を監禁して自分がリンクにあがる」とか相手の振り付けをパクって勝つとか、スポーツ部の話なのにスポーツマンシップを馬鹿にしてるし(よく『谷口悟朗だから胸糞展開はあり』って言われるけど、これ高校の部活の話なんだけど? 反則上等のアングラスポーツならまだ分かるけど?)、何より登場人物が多すぎで描写する時間が無いの当然だし。
さっきも言ったけど主人公が「俺が俺が」で団体競技が何か学ぶ気が無いし、でもいつのまにかみんなと仲良くなって見てる方は「?」。主人公にくっついてる策士気取りの相棒がむしろ主人公なんじゃないかって作り手側の贔屓も感じて心証は良くないし。
そもそも、わざわざ『スケートリーディング』というオリジナルスポーツを作ったのか分からない。せっかく設定したウィングやガードは言葉だけで、結局主人公の4回転ジャンプが必殺技になるとか、ワイドショーレベルのフィギュアスケートの知識を適当に当てはめてるだけだし、なんなんだこれって感じ。作ったけど実は単なる思いつきで、設定を活かす気なんかさらさら無いのが丸わかりでげんなりする。
だいたいスケートの作画がどれだけ大変か『ユーリ!!! on ICE』を引き合いに出すまでもないのに、それを理解した上でフィギュアスケート、しかも1チーム5人も登場させるとか正気の沙汰じゃないよね。本当に何を考えて作ったんだろう。
分かるのは「何年か前に流行ったスケートアニメにして、流行してる漫画家にイケメンわんさか描かせて、流行の声優に喋らせとけば腐女子は釣れるだろう」って思惑。そういう制作会社の考えも含めてがっかりなアニメだと思う。