退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ワックワックワックワックシークヮーサー♪
タイトルって、
毎回悩むよね。。。
で、
↑結局耳に残るこのフレーズが、
タイトルになっちゃうのよ。。。笑
てことで、
アニメ2周目にしてレビュー。
原作は何度も熟読。
私事ですが、
中学の部活でバレーを始め、
以降数十年、今の今まで、
ずーっと趣味でバレーを続けており、
この作品のせいでビーチバレーにも手を出しちゃうほどの、
生粋のバレー馬鹿なので、
この作品の評価は相当甘いです。笑
↓ちょい脱線。
バレー作品と言えば、
近年は「ハイキュー‼︎」が覇権を握ってますが、
個人的にはハイキューはアニメより漫画のほうが、
断然緻密で分かりやすい、
と思っている。
アニメはなんだか動きがザックリしていて、
1期だけ観て断念、という経緯があり。。。
スポーツ作品って、
漫画が秀逸であればあるほど、
アニメになったらなんか動きがぎこちない、、、
みたいなのってないですかね?
バレーではないが、
スラムダンクなんてまさにそれ。
(ファンの方すみません…)。
いや、私もスラダンは全巻持ってるファンですよw
はい脱線終わり。
その点、この作品は、
アニメ化されたことで、
むしろ原作の良さをキレイに昇華してくれていて、
バレー馬鹿な私でも納得の動きの良さです。
原作漫画はきらら系で、
例によって男性キャラは一切登場せず、
競技の特性上、全話水着回という、
ある意味眼福アニメでもあるがw、
素人がワチャワチャしたスポコンごっこのようなお話ではなく、
バレーの描写は至って真面目。
{netabare}
主人公の遥は、
沖縄に移住してからビーチを始めた初心者ではあるが、
持ち前の運動センスと、
高身長という身体的メリットに加え、
ペアであるかなたの司令塔的存在や、
充実した練習環境、指導者のおかげで、
メキメキと上達していく。
スポーツアニメにありがちな、
どうせ最後には何故か勝っちゃうんでしょ?
という大半の予測可能なお話ではなく
(まあ勝っちゃうんだけど…)、
この作品は、
ちゃんと納得のいく勝負を繰り広げているのだ。
経験者は語りますが、
遥やかなたが作中で言っていた通り、
ビーチバレーは、
「不意をつく」「腹の探り合い」であり、
フィジカルやパワーよりもセンスが重要。
広いコートにたった2人しかいないわけなので、
人のいないところに落とせば勝てるのだ。
高身長の成長株である遥と、
経験値の高いかなたのペアであれば、
たぶん私でも勝てないでしょう。。。
いや、勝てるかな。。。?
そしてもう一つ。
登場キャラのバックグラウンドが、
しっかりと物語の体を成している。
かなたは幼い頃に、
成美と共にビーチを始め、
日本一になる、という約束をするものの、
身長が伸びないことを悩み、
ビーチから遠ざかってしまう。
その後、成美は強豪校へ転校し、
かなたとのペアも解消。
その後、遥との出会いや、
元ペアである成美との再会も重なり、
悩みを抱えながらも再びビーチを始める。
そんな葛藤を抱えながらも成長していく点は、
もう一つの見どころでしょう。
{/netabare}
断言しますと、
これは決してキャッキャウフフな作品では無く、
れっきとしたスポコンアニメなのだ。
ちなみに、
原作はちゃんと全国大会へと続き、
かなたと成美の関係にも決着が着きます。
気になる方は、
書店へどうぞ。笑