退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
はーれはーれ ファンファーアーレ~♪
うさぎドロップと同じく、
お気に入りの幼女アニ、、、
いや、違うw
男親と一人娘作品。
漫画は何度も熟読しており、
久々にアニメ視聴2周目。
結果、
あれ、こんな涙をそそるアニメだったっけ?
ってくらいなんか泣ける。。。涙
{netabare} 第9話のカレー回はダメだ。。。
しんどい。。。涙 {/netabare}
さてこの作品、
学校の先生と女子生徒という、
フィクションにありがちなシチュエーションではありますが、
決してラブコメではなく、
安易に恋愛沙汰を持ち込まないところが、
とても好感が持てるのだ。
一般的な先生と女子生徒のラブコメ作品に当てはめれば、
女子生徒は、何故か決まって先生に好意を抱き、
先生は女子生徒の言動にいちいちドギマギしながら、
「大人をからかうな」的な展開になりがちなんですが、
これはそうはならない。
小鳥は、犬塚先生とつむぎと共に、
料理を作るひと時を大切にしたい、
という複雑な感情を抱いてはいるものの、
決してそれは恋心ではない。
そして犬塚先生も全くそんな感情はなく、
あくまで小鳥の先生であり、
つむぎの親という立場を弁えている。
この作品の見どころは、
3人それぞれが、
どう料理と向き合い、
現実と向き合い、成長していくかでしょう。
{netabare}小鳥が見据えているのは、
料理研究家である母であり、
母のような料理人になりたいという思いが根底にありながらも、
過去のトラウマで包丁が使えないという、
致命的な欠点を持っている。
大変残念なのが、
作中では包丁を克服するまで描かれていないので、
見方によっては、先生を利用しているだけの、
ただのアザとい食いしん坊JKとしか見えないのだが、
それでも母を尊敬し、母の味を追い求める姿勢は、
台詞の端々に表れている。
たどたどしくも頑張って作り上げた料理を、
美味しそうにほおばる描写は、
観ている側も幸せな気分に浸れます。
そして主役は当然ながらつむぎ。
CVの遠藤璃菜さんは当時10歳だったそうだ。
子どもの声にリアルな子役を当てるのは、
よりリアリティが持てるので、
こういうキャスティングは好き。
つむぎは基本明るい子ではあるが、
感情の波が激しく、
実に子どもらしい性格をしている。
1人で勝手に外出したことで怒られて泣き、
お好み焼き屋さんで、思い通りにならずグズって泣き、
拗ねてると思ったら突然機嫌良くなったり。。。
子どもって本来こんな感じだよね、
というのが見事に伝わってきます。
フィクションの中の子どもって、
やたら良い子に描かれがちですが、
むしろ子どもはワガママで良いし、
怒ったってグズったって泣いたっていい。
つむぎを見てると、
ホントにこういう子いそう、と思えてくるし、
そういう部分さえ愛らしいと思えるのだ。
私自身はたぶん犬塚先生と同じようなところがあり、
人を怒るというのが物凄く苦手である。
喜怒哀楽の「怒」が欠如した性格だと自認しているので、
子どもに対して怒るなんてなおさら無理。
よく子どもを叱っている親を見ると、
やめてあげてー!って思ってしまうもので、
甥っ子姪っ子、親せきの子どもたちに対しては、
まさに「甘々」なのだ。
「つむぎがいけないことをしたら頑張って叱ります」
という犬塚先生の台詞は、
娘に対する父親の愛情が伝わり、
個人的にはとても印象深いシーン。
親の愛情って、「甘々」だけではなくて、
「稲妻」が必要な時もあるわけで。
父親って難しいなー。。。
ってことを思い知ります。
まあ、今のところ私が父親になる予定はありませんが。。。
{/netabare}
ちなみに、
飯テロアニメなのに、
料理の説明がいまいち。。。
という指摘があるようですが、
原作漫画には細かくレシピが載ってます。
ついでに、
つむぎちゃん、
大学生まで成長します。
そして、
小鳥と犬塚先生の恋の行方は!?
気になる方は、
ぜひ書店へ。笑
あと、これだけ言っとこう。
レビュータイトルが相変わらず思い浮かばないので、
適当ですw
OPの「晴れ晴れファンファーレ」
めっちゃ好きっす。