退会済のユーザー さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
🏅これがわたしの生きる道
「強く。強くなるんだ。それだけが今、私にできることだから。」
少年誌掲載を考慮しても色々と雑なのは否定しない。
人は選ぶのは間違いないが、断じて過去作の劣化コピーではない逸品。
魔法少女のガワのデスゲームかと思えば逆だった。
能力を効果的に使った様々な演出はSF的なカタルシスも感じさせてくれる。
チャンピオン掲載らしく偏った読者層にフックさせるため強めにデフォルメした胸糞ディティールが深夜勢にはアレルギーかも。(逆にチンピラ勢は深夜アニメの虐殺爆裂斬撃流血スプラッター系が気持ち悪くて観れないらしい)。地味なキャラデザなのに活き活きとしたキャラクター造形は秋田書店の十八番。ムカつく奴が相応の仕打ちを受けないとイライラする方はNG。ざまぁ演出は少ないです。
まどマギが構築したマーケットなのは否定のしようがない事実。だが比べても仕方ない。いちいちまどマギと比べて〇〇は~とか、これはまどマギでいったら〇〇で~とか言ってるのはそもそもまどマギすらも満足に観れてないに等しい。そもそもガワが魔法少女なだけで中身は全く別物。まどマギは魔法少女のガワで中身はエロゲアニメのテンプレ。少人数のメインキャラに同じ強度のスポットを当てて個人エピソードを均等に展開。全員をほぼ同じ強度で使うことで推し幅も確保。一人一人のキャラの魅力をじっくり掘り下げて見せていくのがエロゲアニメ、要するにキャラアニメの文脈。この手法でないと気に入らないと叩くのは自分が観るもの間違ってるだけ。自分が何を観たいのかすらわかってない。これを世間では分別がついてないって言うんだよ。まどマギの完成度が高いのは隙も余白も残してない詰めた設計だから。以上。
こっちは漫画雑誌原作ならではの紆余曲折なり試行錯誤なりの隙間が出来ちゃう必然は止む無し。B級、C級って言われても反論できる材料はない。ほんとにガバガバ(笑)。ただ希望の物語として観れば魔法少女作品の中でも屈指であると放言せずにはいられない。自分にとってはね。
「サバイバー」には観ていただきたい。ある意味任侠作品とも言える。