心底に来るアニメ切望 さんの感想・評価
2.0
物語 : 1.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 2.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ハッキリ言ってあの総製作者の富野氏自身が失敗作だった発言で有名なVガンの劣化版…。放送前のPV等で良さそうで観たが…。平成最後の傑作どころかこっちの方が断然失敗作だったと思わせる、かなりの凡(駄)作戦争ロボットモノアニメだった…。
今や近くて遠し(令和に入って世の中が本当に一変しましたからね…。)のアニメを含めたエンタメが活況だった平成最後の冬の時期にもしかしたら傑作戦争ロボットアニメが出た、と思わせたのは1話の中盤あたりまでだった…。
その後は他の皆様のレビューでも書いてある様に、まさに私も含めた多くの視聴者の予想が悪い意味で的中してしまった程にマニュアル通りに画いた新鮮味も王道胸熱展開にも全く成らない、終始盛り上がらずのモヤモヤ感充満でとても心底に来る刺さるモノなんか少しも無かった…。
なお、ストーリー展開や主要キャラ達の設定等のこのアニメの詳しいレビューは他の皆様の方が上手く説明していますので私も同感のうえ割愛します。ですがひとつ言わせて…。
いくら薄味主要キャラ達でも御涙頂戴狙いの為に戦争ロボットモノとはいえ死なせ過ぎ!!こんなセコい小手先な展開や演出しても可哀想だ悲しいだと全く泣きなんかしない起きないですよ…。むしろこのアニメが軽い薄ぺっらにとても感じてしまってハッキリ言って逆効果。最後の最後に大ドンデン返しが来るだろうと我慢して観ていて結局変わらずじまいでジエンド…。折角最後まで観たのに涙ではなくため息しか出なかった、いろいろな意味で哀しいアニメだった…。これ、本当にあの有名なタツノコプロが制作したの?、と疑問と期待を裏切られた感を強く思わせた本作でした…。このアニメ制作がタツノコプロの終焉のきっかけにならなければ良いが…。
タイトル通りにも書いた通りにこのアニメはまさしく総製作者の富野氏自身が失敗作だったと有名な、あの当時(特に富野ガンダム)ファンの間からは悪評高かったVガンダムの劣化版。正直、本放送当時は悪評が多かったVガンの方が、本当の意味での戦争の悲惨さや不条理さを強く感じますし、純粋にエンタ物としても楽しめますので、もし大戦ロボットモノアニメを観たくなったら、断然こちらをお勧めします。但し、Vガンダムは本当にかなりキツいグロ表現がとても多いですので、強い覚悟の上での視聴をお勧めします…。