「プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第1章(アニメ映画)」

総合得点
75.8
感想・評価
102
棚に入れた
586
ランキング
770
★★★★★ 4.1 (102)
物語
3.9
作画
4.2
声優
4.0
音楽
4.1
キャラ
4.0

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ネタバレ

よしひろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2019年がようやく来た!!!!

かつて2018年4月の舞浜アンフィシアターでのイベント中に「2019年」劇場公開だと発表されて、当時は現場で「おおおーーー、でも1年半ぐらい待つのかー」とうれしいようなつらいような気分でしたが。

結果的にはもっと長くてあれから約3年!2021年2月に公開日を迎えました。半端なく待ち遠しかったですけど、もうしょうがない。作り手のみなさまほんとうにありがとうございます。


・物語

劇場版が全部で6章あるうちの第1章。要は序章。

映画パンフレットの中で監督が「チーム白鳩が帰ってきましたよというのを見せたいと考えました」と語っておられて、正にその通り。

{netabare}要人保護からのカーチェイス→Cボールを使った銃撃戦と剣劇→二重スパイを相手に駆け引き→アンジェとプリンセスが仲良し・ベアトリスが素人の意見を代弁・ドロシーが姐さん肌の安定感・ちせが落としどころで落とす→最後は幸薄く幕引き→エンディングのデフォルメした絵柄、、、だなんて、これはもうテレビシリーズをそのまんま圧縮した構成。{/netabare}

でも劇場版ならではの特徴もあって、たとえばオープニングの情報量の多さ!かっこよくてたまらんですよもう。0.何秒で次々に絵が変わるもんだから、理解するのに忙しい!!円盤が出たら、ゆっくりコマ送りして堪能したいと思います。

{netabare}アンジェがだーーって高速で走ってる一方で洗濯工場のアリスは顔芸やってるのがいい感じ。ゼルダさんがふわりと画面いっぱいに登場するも本編には出てこず残念。ちせの剣は折れるしアンジェは銃で撃ち抜かれたみたいになってるし、プリンセスの寂し気な表情も先行き不穏ですね。{/netabare}

1時間の中にとにかくいっぱいつまっていて、エンディングの曲もよくて、次から本格的な王位継承編みたいになるんでしょうし、いまから2章が公開されるという秋が楽しみです。一日千秋とはまさにこのこと。


・作画
テレビシリーズと比べると、良くも悪くも丸っこさが減って線がシャープになっているような。これは好みの問題ですかね。個人的にはStudio3Hzも入ってて欲しかった。


・声優
主人公の声が古賀葵さんに変更されたわけですけど、そこは安心のプロの演技。変更というよりは引き継がれたと言うべきですよね。ほかのメンバーも変わりなく。


・音楽
オープニング・劇中・エンディング、どこをとっても作り手の哲学を感じる。これがプリンセスプリンシパルの世界なんだ!!という感情を全開でぶっとばしていて、映画を何回か見ても飽きが少ないのは間違いなく音楽の影響がでかい。一種のコンサートにもなっています。

たとえば冒頭なら、ドロシーが運転し始める前後で聞こえるベース伴奏や暴れるフルートソロがすごくプリンセスプリンシパルらしいなあと思います。


・キャラ
テレビシリーズから変わってるうれしさと変わってない安心感と両方あります。ほんとにとにかく完成度が高い。、、、と感じるのはわたしだけ?この作品の知名度がそれほど高くないのはいったいなぜなのでしょうか?

{netabare}アンジェがプリンセスやチームのみんなを頼りはじめて、そして最後に「少しだけ、寂しいわ」と心情を漏らすだなんて、いやーこれは最後の最後の6章にはぜったいすばらしいハッピーエンドが待ってるだろうなと期待させてくれます。{/netabare}

これからもつづきを待ち続けるし、応援したい作品です。もっと布教せんといかんのでしょうね

投稿 : 2021/02/18
閲覧 : 229
サンキュー:

6

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