まつまつ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
地球VS火星だか、実際は天才高校生二人の頭脳戦
ロボットバトル物はあまり手を出してこなかったが、勧められたのと原作虚淵玄というので興味を持ち視聴。
ラストは他の虚淵作品(まどマギ、PSYCHO-PASS、Fate Zero)の様に絶望感漂うものかと想像していたが、意外と平和な終わり方で良かった。
全てはアセイラム姫の為に成り上がってきたスレインだったが、地球侵略という行為は和平を望む姫とは相反するものであり、姫の復活後は戦犯として身柄を拘束されてしまう所に何とも言えない切なさが残る。
スレインは確かに悪の元凶ではあるが、火星側からすれば果たして本当に悪だったのか?
地球人として火星を出て、アセイラム姫と地球側につく事も出来たはずなのに、差別を受けていたにも関わらず火星側につき、狡猾に力を付けて成り上がり地球の敵になった。
どちらを取っても正解、不正解は無い。
もし、地球侵略が実現していたら貴族ではない平民として貧しい生活を送る火星人にとってスレインは英雄になっていたかもしれない。
全ての人間が満足しない限り、必ず争いは起こる。
本当に難しい問題だ。
そして地球連合軍が善戦出来たのは、高校生の主人公、界塚伊奈帆の力によるものって、伊奈帆が有能過ぎるのもあるが、地球の偉い人そんなんで大丈夫か?
伊奈帆がいなければ火星騎士の圧倒的強さを誇るカタクラフトに確実に壊滅させられてた訳で、一人の高校生に頼り過ぎと言うのはツッコみたくなった。
まぁトップが無能なのは現実世界の政治家と同じか…
まったく纏まりの無い感想になってしまったが、
要は面白かった。