CiRk さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
主人公に魅力がない
AngelBeats!、Chalotteに次ぐ3作目のアニオリkey
今回はAB、Charlotteみたいに賛否両論にすらなっていない模様。
ABもシャロも合わなかった自分にはやはり合わなかった。
{netabare}
まず、序盤に関しては悪くない。
悪くないだけでそこまで面白くもない。
なんか全体的にキャラのテンションが高すぎてちょっと寒かったかな。
麻雀回だけは好きでしたが。
あと、映画撮影回でABとシャロの自虐ネタやってたのは笑った。
日常回は陽太とヒナの関係を増すための話かと思えば、この序盤でどんどん不要なキャラを増やしていく。麻雀のおばさんとかラーメンの人とか。
そして、5話では唐突にイザナミさんと母親との感動回が描かれるが酷い。
電話で死んだ母に成りすますのはあり得ない。
自分がこんなことされたら不快でしかない。
イザナミさんはほんとに母だと信じるのも意味不明だが。
最後はパクリらしいけど、いい感じに占めるが、さすがにそこまでの掘り下げが薄すぎるから感動なんて一切できない。
そこまででシリアスな話なんて一切なかったし、5話の序盤もギャグだった。
タイミングがおかしいし、そもそもここでいきなりヒロインの母との話なんてされても。主人公の母だったらまだマシだったかもしれないが。
それでその後もひたすら日常回が続く。
このあたりでこんなペースで大丈夫なのか?って疑問に思ったけど案の定。
おまけにこんなに日常回を入れている割にキャラに魅力がない。
特に主人公の存在感がかなり薄い。
ヒナの元親が主人公目線でしか描かれず、あたかも悪かのように描かれるのも引っかかったかな。
それで、いきなり謎の組織が表れてヒナを攫う。
そこで序盤でちょっとずつ描かれていたハッカーと合流して、ヒナの居場所を特定する。
ヒナ殺さないならあんな強引に攫って謎の場所に隔離する意味あった?
で、ハッカーの出番もここで終了するから驚いた。
最終回では登場すらしない、ただの舞台装置でしかなかった。
さらっと流されてたけどハッカーもかなり長い間主人公と過ごしてたよね。
で介護パートは主人公がひたすらにバカな行動をする。
騒ぐな言われても騒ぐ展開が何回もあるし、なぜかヒナが寝ている病室でゲームを始めたりするし、滅茶苦茶。
何であんな風な描き方をしたのか意味が分からない。
ヒナの病気もかなり重篤なものかと思いきや、だんだん症状が謎に緩和されていく...。
最終的には言葉をあまりしゃべれない3歳児のような感じに...
で、肝心の最終回はまあまあ。
そこまでが酷くなければあのヒナが主人公を呼び止めるところでそこそこ感動できたのかもしれないが、介護パートが酷すぎて感動できなかった。
それと、その再会のあとはまさに感動ポルノと呼べるようなことをする。
この言葉、誤用で嫌いな感動系作品へのレッテル張りにしか使われてないから大嫌いだが、あの障害を持ったヒナを歩かせて感動を誘うシーンは本当の感動ポルノだった。
見ていて不快になった。
全体的に要らないキャラが多かったのも微妙だった。
ヒナと陽太とハッカーだけで良かったのでは。
イザナミさんですらほんと何のためのキャラだったんだって思う。
あと、花江夏樹とあやねるはミスキャストだったかな
{/netabare}
2/11レビュー 6/25レビュー訂正