CiRk さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
微妙な着地
{netabare}
評判かなりいいみたいですが、個人的には最悪でした。
たぶんアニメ続編系の映画の中で一番酷いと思った。
まず、あれだけ死んでるように演出していたギルベルトを生きていたというオチにしたのがよくわからない。
そこまでの話は何だったんだってなったし、本編で描きたかったことは何だったの?ってなってしまった。
生きてるオチにするなら「あいしてる」の意味を考えてた回とかは何だったのか。
まあ自分の予想と違っていただけと言えばそうだけど、あの本編を見ればほとんどの人はギルベルトと言う過去に囚われたままのヴァイオレットが呪縛から解放され普通に生活を送るまでの話に感じるはず。
ギルベルトから脱却し、少しずつ普通の生活になじんでいき、成長して仕事をするようになり、友人たちも出来たというのが本編の内容だったのに対して、今回はその仕事や友人たちを捨ててギルベルトと一緒に暮らすという内容で逆戻りしてるように感じたし、なんかずれてないかと感じた。
ギルベルトもしっかりとしたキャラかと思えば家に閉じこもったり急にわけのわからない行動をとる変なキャラになっていて共感できない。
それと本筋とは関係ない病人の子供の話はもっと最悪。
本編の10話は母親が死ぬことが転換点になって、それでその母からもらった手紙で子供が勇気づけられるって話で中身があったからよかった。
それに対して今回の映画においてはあの病人の子供はただのお涙頂戴の舞台装置でしかないんだよね。何もない。
あの子が死んで両親たちが泣いて終わり。
ほんとに視聴者を泣かせるためだけの存在。
こういうの大嫌い。
演出も下手。感動シーンで船から飛び降りるのは笑ってしまった。
{/netabare}
2/26初投稿
5/10訂正
7/4訂正
12/2訂正