「銀河鉄道物語(TVアニメ動画)」

総合得点
62.9
感想・評価
22
棚に入れた
122
ランキング
4654
★★★★☆ 3.6 (22)
物語
3.5
作画
3.6
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

くっさい正義感振り回す主人公が理不尽な運命に立ち向かう

殉職した父や兄の後を追って銀河鉄道警備隊SDFに入った学が小隊の仲間達と共に理不尽な運命に立ち向かう。

終盤のアルフォート帝国との戦い以外は一話or二話完結でそれぞれ銀河鉄道で起きた事件を解決していく。


メインテーマは「運命」で、松本零士作品を観ている人なら分かると思うけど「悲しい運命を乗り越えなければいけない」みたいなクッサい話が多い。
個人的にはもっと事件性重視で進んでいくのかと思ったけど、事件の体をなしてはいるけど、重要視されるのはキャラの心情で、特に主人公の感情移入がクローズアップされて成長物語みたいになってる。しかもこの主人公が青臭くて曲がったことは大っ嫌いな融通の利かないキャラだから観ててすごいイライラした、もっと言えば主人公超うぜえ、だからキャラ評価は2.0。

ただ後半のアルフォート帝国との戦いは良かった。個人的に一番好きな松本零士作品が『ヤマト』だから、それに似た感じの話なのが良かった。



【各話あらすじ】
1→護と学は父の列車に密航するが敵の襲撃を受けてしまう。父は一人連結を切り離し敵艦へ突撃し戦死。その四年後兄がSPGに入るが死んだという連絡を受ける。

2→学は父の後を追いSDFに入る。本部へ向かう列車で同期のルイと知り合う。だが列車が時の結び目に落ち過去の世界で死んだ兄と出会う。学は兄を助けようとするが兄は目の前で死ぬ。学たちはシリウス小隊に助けられ入隊式が行われる。

3→学はシリウス小隊に入るが上司のブルースから嫌われる。列車ジャック事件が発生、学が無茶をして解決するがブルースに殴られる。学の父から譲り受けた銃は撃てないためブルースが銃を渡すが学は絶対撃たないと誓う。

4→恋人を追って幽霊列車に乗ったテリーの捜索依頼。列車と遭遇し学とルイが乗り込みテリーを説得するが失敗。最後は依頼主のテリーの妹が死んだ恋人を説得し兄を連れ帰る。

5→線路爆破がありシリウス小隊が調査するが学が車外に出ている間にビッグワンが占拠され一人残っていたデイビットが捕まる。学は破壊命令を無視して列車に乗り込むが占拠していたのは兄を殺した男だった。学は男を倒すが殺せず列車を止めデイビットを救出できても心は晴れなかった。

6→列車爆破事件が発生。学は死体を見て過呼吸になり唯一の生き残りの女の子の死に直面し狼狽する。バルジ隊長はその姿を見て学に無期限謹慎を言い渡す。途方に暮れる学は自販機の補充をするショウと知り合い、お節介を焼くお婆さんの話を聞く。

7→学は生き残りの女の子が蘇生されたことを聞き見に行く。そこで隊長と会いSDFに戻る決意をする。爆破を防ぐため列車を調査すると自販機の中に爆弾を発見。犯人はショウでSDF本部に侵入していた。ショウの目的は銀河鉄道の破壊だったが学が命を張って止め無事事件解決。

8→学は整備の再研修を受けるが825号という古い機関車に触り整備士ホイットマンに殴られるがホイットマンとの関係を知り反省する。客車が崩壊した惑星の鉱山で立ち往生しビッグワンも故障で止まってしまう。学はホイットマンと共に825号で助けに行き救出に成功するがホイットマンは持病も相まって死ぬ。

9→ある惑星で電波障害のため束の間の休暇。だがブルースがサライという記憶を取る妖精に仲間の死の記憶を取られる。デイビットや学たちがサライを探しブルースの記憶を取り戻す。

10→四人の囚人が脱走する。学は医療用セクサロイドのユキとコンビを組んで四人の内二人の男女を追う。だが女がとある星人の特殊な血液を浴びて体が蝕まれ学たちが追い付く。膠着状態になりユキが治療に行くが男は女を殺しユキを人質にする。だが男がユキを殺そうとし咄嗟に銃を抜き男を殺す。学は初めての人殺しで動揺するがユキを助けられたことで落ち着く。

11→かつてバルジは学の父の紹介で出会ったカタリナという恋人がいた。そして現在立ち往生した列車の救出のためある星へ行くがそこでカタリナを見掛ける。バルジは学の父の死で残された家族が悲しむのを見てカタリナと別れる。バルジはカタリナの手紙を受け取りカタリナの想いを知り帰っていく。

12→小隊は滅びゆく惑星からの移住を手伝う。学は残ってる人がいないかパトロールをしているとイネというお婆さんに息子と間違われ世話を焼かれる。学は隊長からイネの息子が開拓していた惑星が滅んでいることを聞かされる。学はイネに息子ではないと言い。イネは最初から分かっていたかのようにキレイな稲穂と共に消えていく。結局何だったのか分からずじまいだったが、学は自分の母に会いに帰る。

13→実家から本部へ帰る際列車を間違え777という行先もない列車に乗ってしまう。学はそこで画家を目指していた幼馴染昴と出会うが様子がおかしかった。突如777が別次元へ飛ばされ謎の集団に襲われる。学は侵入してきた敵兵に応戦するが昴は運命だと諦めようとする。だが学と777の車掌が昴に喝を入れ昴が復活する。昴の活躍で元の次元へ戻りシリウス小隊に保護される。その際学は総司令であるレイラの言葉を聞く。

14→大統領の護衛に学とルイがつくが、その大統領はルイの父親だった。父に反発するルイだったが、ロボSPが大統領を襲う事件で徐々に和解する。ロボSPを排除したが、列車の車掌が裏切り大統領の命を狙うが大統領は体を張ってルイを守り怪我をする。だが無事車掌を捕まえ二人は完全に和解、大統領は平和のため軍縮の演説をする。

15→彗星群の破壊にスピカ小隊とベガ小隊があたり成功するが隊長のジュリアと村瀬のそりが合わず。今度はスピカとシリウス小隊で破壊任務。だが計算にない巨大彗星が現れピンチになる。そこに村瀬が現れスピカ小隊を助ける。最後は三隊で協力して巨大彗星を壊す。

16→カジノ列車が鉄が腐食する星へ落ちる。小隊は救出へ向かう。だが途中ユキとモテない金持ち大山が救出船から落ちる。大山は懸命なユキに惚れるがユキはセクサロイドなので腐食が始まる。ギリギリの所を学ぶが救出する。大山は学へのユキの態度を見て諦め学にユキを託し帰っていく。

17→線路付近に墜落した飛行機の救出。乗っていたのはデイビットの元カノでトレジャーハンターのアイリーンだった。だがアイリーンは抜け出し、デイビットたちは発信機を頼りに城へ行く。アイリーンはそこにある宝石を狙っていたが、その宝石は呪われた宝石で付けた物は黒騎士となって人を襲うのだった。アイリーンは宝石をつけ呪いを受けそうになるがデイビットがキスをして呪いを解く。すると城や元の宝石の持ち主は消えてゆく。アイリーンはデイビットに置手紙をして去っていく。

18→SDF本部に侵入者。小隊も対処するが学が怪我をしてしまう。また仲間を失うことを恐れたブルースは学を置いていくが学は勝手にブルースの後を追いかける。侵入者は13話で学を襲った敵だった。ブルースは毒ガスのせいで敵が自分に付き纏う死神に見え錯乱する、だが腹部を刺されながらも学の声で我に返り敵を倒す。

19→ベガ小隊村瀬隊長の実家の旅館に慰安旅行。学は何故皆楽しめるのかと悩むが、他の客の猫が失踪した事件での切り替えの早さを見てで解消する。村瀬とスピカ小隊ジュリア隊長、学とルイがそれぞれ良い仲になる。

20→学はかつて兄がいたSPGで研修を受ける、だが同時にSPGの隊長から誘いを受けていた。最後の研修の時、事故があり学だけ列車に取り残される。学は最後まで諦めず救出される。学はまだシリウス小隊にいたいと考えSPG入りを拒否する。

21→情報部の将校イワノフを乗せて救難信号を探る。そこで以前本部に侵入した敵と同じ種族を保護する。彼女はリフルと名乗り、別の空間にあるアルフォート銀河から来たと言い、アルフォート帝国の侵攻を知らせに来ていた。イワノフは彼女の言葉を嘘と言うが学は追われた時、自分を守ってくれたことから彼女を信じる。敵は宇宙まで追ってくるが敵艦が学の父が死んだときの敵艦にそっくりだった。バルジはイワノフの忠告を退けリフルに砲の強化をお願いし、敵艦を打ち倒すが、リフルは傷がもとで死に、ビッグワンは損傷が激しく仕方なく強制ワープする。

22→とある星に不時着したビッグワンだったがルイが重傷を負う。バルジはイワノフを黙らせブルースと学に近くの病院を探させる。その途中悪漢に襲われていた女の子を拾い病院へ行く。一方元の宙域に残った敵艦をベガやスピカ小隊が発見し戦うが突如敵艦は消えてしまう。学たちは病院へ着くがブルースも怪我をしており、学だけ医師を連れてビッグワンへ戻る。ルイも目を覚ましブルースが戻るのを待って出発しようとするが戻る途中ブルースは先ほどの悪漢に撃たれ死亡。

23→ブルースの死に悲しむ暇もなくイワノフの陰謀でバルジに謹慎が下り小隊は一時解散となる。学は潔く謹慎を受けた隊長を信じられず、更にベガ小隊に配属されるがブルースの一件で仕事に身が入らない。正式に処分が下りバルジは隊長を解かれ小隊も解散する、だが学はブルースの墓に隊長の上着がかかっているのを見て隊長を信じることに決める。

24→アルフォート帝国の侵攻が始まりステーションが次々破壊されSPGも壊滅する。ルイがいるスピカ小隊がSPGの残したデータを回収するがすぐに敵に襲われる。間一髪のとこで学がいるベガ小隊が助けるがルイは回収できず爆発に巻き込まれる。本部に帰り悲しみにくれる学だったが汽笛を聞きビッグワンに集まる。そこにバルジが来てシリウス小隊の復活を宣言する。小隊はビッグワンに乗り本部最終防衛ラインへ向かう。

25→死んだと思われたルイは敵艦に回収されていた。そこでリフルの姉トゥリルと出会い逃がしてくれる。一方ビッグワンは主砲の改造を急ぐ。最終防衛ラインにある要塞アネックスがイワノフの愚行で敵艦へ突撃するが簡単にやられる。敵艦隊の攻撃が始まるがベガ小隊が無茶な改造で敵を撃破する。だが最後の力を使い果たし全員戦死。その間にビッグワン主砲の改造が終わる。

26→巨大な敵旗艦がワープし敵大将フォレシスが降伏勧告をする。力推しは無理と判断した学は敵旗艦に乗り込み戦いを辞めさせることを提案する。一方ルイは脱出せずに敵旗艦内で情報収集をしていた。スピカ小隊や本部も敵旗艦の弱点を探る。ルイは直接ビッグワンに連絡を取り旗艦の弱点を教える。ビッグワンは敵旗艦に突撃し改造した主砲を発射、大ダメージを与える隙に敵旗艦内に入る。学はルイとトゥリルと合流しフォレシスのもとへ行くがフォレシスは聞く耳を持たず攻撃してきて学が重傷を負う。学に止めを刺そうとするところをトゥリルがフォレシスを殺し、撤退を決断する。アルフォート帝国は撤退し銀河鉄道に平和が戻った。

投稿 : 2021/04/10
閲覧 : 291
サンキュー:

0

銀河鉄道物語のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
銀河鉄道物語のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

tinzeiが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ