RFC さんの感想・評価

4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

対決方法が一風変わった異能力バトル

絵で視聴開始。
原作は未読です。

【作品概要】
　なるべく自分言葉で書くようにしてますが、
　物語の背景、根幹が良く判らないんで、上っ面の概要で…。
　
　異能力バトルです。（をい！

　世界が終わる「末世」を回避するために、
　主人公トーリとヒロインホライゾンとその仲間たちが
　カギとなる大罪武装を集めて回る物語。
　
【作品に対する感想】
　設定が無茶苦茶難しいです。
　説明なしでガンガン話が進むので、
　公式サイトとかwikiとかで補足しないと
　何を言っているのかさっぱり解りません。
　
　ただそれを差っ引いても面白く感じる魅力があります。

　個性的過ぎるぶっ飛んだキャラ（ちょいエロ含む）が魅力。
　異能力バトル自体は昔からありふれたものですが、
　今作は交渉も闘いの手段となるのがOnlyOne。

　まだまだ序盤で1クール終わってしまいますが、
　今後も期待できそうな作品です。
　　
１）物語
　言葉、設定が難解で、アニメだけではきついかなと。
　ラノベコーナーで完全に浮いている分厚い本の中には
　その辺を補完してある情報が腐るほど入ってるんでしょう。

　テンポを犠牲にしてでも説明を入れているので、
　「説明を待ってくれる親切な敵さん」みたいに感じるところは
　多々ありますが、今作では仕方ないかなと思います。
　それでも全然足りないので（笑

　なお交渉の戦術は私には難しくて、何をやってるのか
　正直良く判りません。
　ですが、それでも面白いと感じている私がいます。
　それは「決める」「決断する」というシーンがよく出て
　その思いや覚悟に共感するからかなー思っています。

２）作画
　バトル面は非常に力入ってると思います。
　艦隊戦から砲撃戦、空戦、殴り合いまで色んなバトルがあって
　どれもがスピード感・迫力あるものだったと思います。
　あとバフみたいな効果はウィンドウのようなものが開いて
　表示されるのは分かりやすかったし、独特でよかったと思います。

　キャラデザがかなり個性的で
　この辺は好みが分かれそうですが、私は好意的に受け止めました。

４）音楽
　ティッシュのように～♪

　バトルの曲はめちゃかっこいいです。
　
５）キャラ
　敵味方含めて多すぎですが、名前覚えられなくても何とかなるくらい
　ぶっ飛んだ濃すぎるキャラが魅力的。
　➀葵トーリ
　　どーもヘタレで軽すぎるキャラが鼻につくんですけど、
　　命かけてるのは本当なので、その辺の覚悟を加点してます。
　　

　➁ネイト・ミトツダイラ
　　巨大チョココロネのような縦ロールをいくつも保有する
　　強烈なキャラデザの娘。
　　騎士娘好きなので、問答無用で好感度高いです。
　　胸を貸すと言って本当に貸す羽目になった可哀想な娘（笑

　➂本多正純
　　交渉や討論を武器に戦う武蔵の頭脳。
　　作品の個性に影響大だと思います。

　➃立花宗茂・誾
　　キャラデザと名前が違和感大の二人。
　　騎士道系キャラ好きです。
　　そして誾の愛情あふれる辛辣なツッコミ最高です。

６）好きなシーン
{netabare}
　➀松平元信の演説
　　「わからない…か。ならば君は恐怖から目を背けて死ぬ人間だ」
　　これ結構好きな言葉です。
　　解らないって投げた瞬間、
　　他人に判断を委ねたのと同義で
　　そのことに関して文句を言う筋合いはなくなるんですよね。

　　彼は狂科学者系なんですけど、言ってることは一定の理解ができます。

　➁本多忠勝・鹿角のオトナなやり取り
　　厳密には鹿角は妻ではないんですけど、熟年夫婦のような
　　解り合った粋なやり取りが印象深いです。
　　忠勝かっこいいし。

　➂正純VSインノケンティウス　
　　介入も含めて2度相対しますが、一度目はガチの舌戦。
　　二度目は牛歩戦術など昭和の国会で笑いました。
　　
　➃トーリVSホライゾン
　　ホライゾンが最善の自己犠牲をなぜ翻したのか
　　ちょっと良く判らないんですが、トーリの誘導によるものなのかな？
　　交渉テクが分かっていたら、もっと納得できたのかなーって
　　思います。　　
　　




{/netabare}