アスク さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
童話としての面白さ
この作品には物語としての面白さを期待するのはナンセンス。日記を出版した人が{netabare} ~ フラン先生だったり{/netabare}フラン先生の師匠が {netabare}イレイナの母親{/netabare}であったりの伏線は多少あるがそれも物語を見ていたら簡単に予想がつく展開。では何をたのしむのかといったら
一つの童話として起承転結があり毎回伝えたいところがあるという点にあるでしょう。一番わかり易い回は{netabare}壁を挟んでいがみ合っていた2つの国はどちらも自分の国のほうが素晴らしいぞ!ということを見せつけるために壁に文字を書き続けていた結果壁は壊れ、なんてことで喧嘩していたんだとなり仲良くなるという回でしょうか。この回は喧嘩するほど中がいいというありきたりなストーリーですがちゃんとしたシナリオで可愛い作画でやるだけで童話を見ている少年のような気分で頭空っぽで見れました。{/netabare}熱い展開や泣ける展開というのは無いです。この物語はすべて一話完結ですが鬱回と平和回の落差がすごすぎます。鬱回だと人はバンバン死にます。だからキャラ可愛いなって思って{netabare}3話みたら、イレイナの本当の性格がわかるので{/netabare}注意が必要です。平和回だと貧乳と言われたのをきっかけにぶどう踏みで勝負したりします。その回は冷静なイレイナの怒り顔と酔顔が見れるので必見です。キャラの目的や性格がよく現れててスカッとしたりもやっとしたりするような展開が多いですね。
僕のイレイナの好きなところは無謀な賭けはせず損得感情で基本的に動くところ。正義系主人公ではなくなんでもかんでも助けようとしません。たとえば{netabare}兵隊さんが花に襲われて植物になってしまったときも助けようとはしませんでした。焼いたりしてこれ以上被害が広がるのもリスクがあるし{/netabare}あくまでイレイナは旅人であるので問題には積極的に関わろうとしません。そげぶはイレイナのスタンスではありません。最終話はいろんな世界のイレイナが出てくるんですが可愛かった。
サヤちゃんは百合レズキャラです、おすすめの回:{netabare}イレイナとサヤが入れ替わって町にこび役がばらまかれるっていう薄い本かよ見たいな話がありましたがサヤのお姉ちゃん可愛いしめっちゃレズでエロめなのでおすすめです。{/netabare}
アフレコですが入れ替わり回とたくさんイレイナ出てくる回がありますが、本渡さんすげーなって思いました。入れ替わり回は普段とのギャップや反応を楽しむものですが楽しませていただきました。花澤さんも出るのでファンは是非。
作画はパンとかめちゃめちゃうまそうでした。背景もファンタジーできれいでキャラもずっと可愛いのでいい方だと思います。
音楽はOPの歌唱力が、、、と思ってしまいますが映像はいいし、EDの灰色のサーガめちゃめちゃ名曲なので最高ですね。