ヘンゼル さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
怒涛の展開、続編が気になるアニメ
ひぐらしのなく頃に、のアウトブレイク以外は視聴済みの私ですが、今回アニメ会社シャフトさんが制作した「ひぐらしのなく頃に業」を全話視聴しました。
まず、第1話から第12話あたりの話でしょうか。
ここら辺は新規向けのお話で、「ひぐらしのなく頃に」はこういう話であるということが分かる展開ではあるなと思いました。
しかし、私のような古参ひぐらし視聴者からすれば「ああこういう話だっけ」とか「こんな展開あったな」とか懐かしくなる人達もいると思いますが、「新展開がなくてつまらん」という人もいたと思います。
ひぐらしのなく頃に業が決まって見直した、という人はまさにそうなんじゃないでしょうか。(加えて私もそうです。)
そのため、1クール目のひぐらしはそこまで私的には面白くありませんでした。
しかし、後半。
すごい。めちゃめちゃ面白いと、前半部分を貶した己を殴りたいと強く後悔しました。
まず後半になって視点が主に「北条沙都子」から語られることになります。今まで「古手梨花」が物語の視点だったのですからそこに驚きました。
(何故かは伏せます)
次に、新キャラが出ます。こいつの存在が何なのか、3クール目に突入すれば分かる話だとは思いますが、とにかく謎です。それが己の探究心を刺激させました。
またこの作品の持ち味である考察が、後半にかけて捗る展開になって来たことも、面白さに拍車をかけています。
前半部分は主に結果だけが描写されていましたが、後半にかけて「誰が」「どういう動機で」「こう行動した」というのが分かってきます。
それも含めた上で、原作者である竜騎士07さんの物語の展開力は凄まじいと痛感しました。
総評ですが、新規向けのリメイク作品かと思いきや、前作や前々作などのひぐらし視聴済みの人達もしっかり楽しむ事ができる良作品です。
作画も安定していますし、キャラも最近のアニメらしく取っつきにくさというものは感じません。(ひぐらしのなく頃にの旧作は結構特徴ある絵柄でしたもんね)
というわけで、この作品の評価は星4.5です。