U さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – 次期に期待
三好輝による漫画
「ジャンプスクエア」で2016年9月号から連載中
歪んだ社会を正すため手段を選ばないモリアーティが主役のお話
<メモ>
世界中にファンのいるホームズではなくモリアーティが主役という所に興味を惹かれたのとプロダクションI.G制作ということで期待し過ぎてしまいました。
「正しい世界へと至る悪の道」を進むモリアーティ3兄弟はそれが叶ったとき嬉しいのか虚しいのか懺悔の気持ちになるのか?
ホームズもワトソンがいなかったら犯罪に手を染めそうな危うさがある様に描かれているのは「歌舞伎町シャーロック」と同じですね。
ホームズとの関わりが増えるであろう次回に期待。
〈主要登場人物〉
・ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:斉藤壮馬
・アルバート・ジェームズ・モリアーティ:佐藤拓也
・ルイス・ジェームズ・モリアーティ:小林千晃
・セバスチャン・モラン:日野聡
・フレッド・ポーロック:上村祐翔
・シャーロック・ホームズ:古川慎
・ジョン・H・ワトソン:小野友樹
・ハドソン: 阿澄佳奈
<ストーリー>
19世紀末のイギリスは特権階級の貴族と、貴族には逆らえない市民という階級社会だった。
モリアーティ伯爵家の嫡男アルバートは市民を馬鹿にするような態度を取る両親や弟に疑問を抱いていた。
そんな時孤児院で「悪い貴族をやっつけろ」と孤児を先導する博識の少年に出会う。命の価値は同じ、平等に幸せになる権利があるはずと人々に呪いをかける階級制度を打破しようと説く少年と利害が一致する。
慈善活動のため養子を探していたモリアーティ伯爵はアルバートの推薦でこの少年と弟のルイスを養子に迎えるが扱いは粗雑なものだった。
アルバートと2人の兄弟はアルバートの家族と使用人を火事に見せかけ殺害し少年はアルバートの弟ウィリアムに成り代わる。
成長したモリアーティ3兄弟、ウィリアムは表では数学教授、裏ではクライムコンサルタントとして暗躍、アルバートは軍人、ルイスはウィリアムの側で執事のような仕事をしていた。
モリアーティは少年ばかりを狙い惨殺した伯爵・使用人の病気の子供を見殺しにした子爵・女給と恋に落ちた貴族の子息のためにその女給を殺したアヘン商人に鉄槌をくだしていく。
モリアーティは自分で犯罪をしたて市民を目撃者としその目を覚まさせようと企む。
まず初めに客船「ノアティック号」で演じられたバレエの舞台で人間を狩っていた伯爵に人を殺させる。
たまたまノアティック号に乗り合わせたコンサルティングディテクティブのホームズがこの事件は仕組まれたものではないのか?と疑問を持つようになる。
ホームズの技量と事件を解決するために手段を選ばない男かどうかを知るためモリアーティはホームズを殺人容疑者として逮捕させ事件を解決できるか試してみる。
同居人のワトソンと共に真犯人を捕まえることはできたが黒幕の正体を暴くことができなかったホームズだが、事件を解決したことで探偵として名声をあげる。
そんな時、モリアーティとホームズが乗り合わせた汽車の中で起こった殺人事件を解決することでお互いの度量を知ることになる。
ホームズの兄のマイクロフトが登場したところで終わり。続きは4月から。
20.12.23