「若おかみは小学生!(アニメ映画)」

総合得点
77.8
感想・評価
163
棚に入れた
742
ランキング
595
★★★★☆ 4.0 (163)
物語
4.1
作画
4.1
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安心して観られるお仕事アニメ

「茄子 アンダルシアの夏」の高坂希太郎氏・監督作品。
原作は青い鳥文庫の児童書。
小学生女児向けのアニメ映画で、こまっしゃくれた子供たちが大人顔負けの活躍をする内容です。
間違っても小学生好きの危ない大学生がおもてなしを受けるため諸人こぞりてする話ではないので、注意が必要ですね。

自動車事故で両親を亡くした「関織子(おっこ)」は、温泉旅館・春の屋を営む祖母「峰子」に引き取られる。
だがその旅館には、峰子の幼なじみ「ウリ坊」の幽霊が住んでいた。
ウリ坊の霊はおっこにしか見えず、また、トカゲや虫が苦手なおっこは、そこでの暮らしに早くも音を上げそうになるが、ひょんな事から旅館の若おかみとして修行をすることになってしまう。
温泉地の大旅館の娘で同級生の「秋野真月(ピンふり)」と競い合いつ、旅館に封印されていた鬼の「鈴鬼」、真月の姉の幽霊の「美陽」と共に、立派な若おかみなるためがんばるという展開です。
来館する色々なお客様に、若おかみとしてできることを実行するのですが、ご都合主義っぽい感じはありますが元が児童文学なのでそれはありきですね。
難客に誤った案内をしてしまうなど、見ている方の胃がキリキリするような内容ではなく、旅館の人々も客も善人しか登場しません。
バイトなどで妙なトラウマを持ってしまった方も安心して観られるお仕事アニメになっています。

美術がすごくて、温泉街の風景、自然や、イルミネーションの描写が素晴らしいです。
キャラクターデザインは素朴ですが、原作の雰囲気をよく表現していて、入り込むことができました。
ちなみに原作は10巻まで持っていますが、各巻のエピソードをつまみつまみまとめて1本の映画にしたようで、ラストは知らない展開でした。
本作を見て青い鳥文庫の方も続きを読んでみたいと思いました。

投稿 : 2021/01/28
閲覧 : 213
サンキュー:

8

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