カカオ副担任 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
バック・アロウ経由での視聴
2021年冬アニメ放送のバック・アロウの脚本である中島かずきさんが
一体どのような作品を作っていたのか気になり視聴することにしました。
あらすじとしては地底に住むシモンが穴掘りをしていると
意図的にダサくしたであろう古臭いロボットを発見する。
その時、突如地上から現れた顔面型ロボット「ガンメン」が現れる。
シモンは兄貴分のカミナと共にそのガンメンに立ち向かう…というお話。
まず印象に残ったのは作画の良さですね。この時代のアニメの名作って
かなり作画の本気度が伝わりますよね。(この年ならクラナドや電脳コイルなど)
制作会社を調べたら、あのエヴァやナディアを作ったGAINAXなんですね。
それは確かに作画は良いですよね。特にガンメンのボスと戦う回はホントに良かったです。
しかもこのクオリティーを朝方に放送していたとは流石としか言いようがない。
リアタイで見ていた人が羨ましいです。
ただ、4話は絵コンテ・演出・作画監督を全て小林治さんに任せていたため
作画崩壊的な回があったのは残念でした。この回は話も面白くないのでより
一層本作の汚点なのではないかなぁと思います。
本作の良いところというのはやはり話のスケールが段々大きくなっていくところです。
そのスケールが大きくなるのに比例して敵側も強くなっていくのも良いですね。
しかもその倒し方が毎回凄い熱い!この作品の一番の見どころですね。
この熱さは見せ方や演出から来ているのでしょうね。
線を重ねて荒々しさを出したり、あえて昭和風のタッチで爆発を魅せたりとレパートリーが多く
様々な手法で見せていくあたり、ホント熱いといのはこういう事なんだぁと思える作品でした。
しかし、個人的に気に入らない点といたしましては、{netabare}
キタンやその仲間たちを犠牲にボスを倒していくのが好きではありませんでした。
最後まで戦ってきたんだから消息不明からの生還でよかったのではないかと思います。
ガンダムでア・バオア・クーから奇跡的に生還できたアムロみたいに{/netabare}
OPはしょこたんが歌っているんですね。やっぱりこれも熱く作られていますね。
というか作詞家meg rockじゃないですか!自分これよりだいぶ前に放送された
ソルティレイのOP聞いてから大好きなんです。まさかここでも関わっているとは…
次回のサブタイトルを誰かのセリフに置き換えるのはここから来ていたのですねw
バック・アロウを見ているとなんでこんなサブタイトルらしくないのを採用しているのかなぁ
と前から思っていましたが昔からこのスタイルを貫き通していたのは笑いました。
そういうの嫌いじゃないです。