やまげん さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 1.5
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ビックリするほど合わなかった
1話から8話目くらいまでは、犯罪者たち(一般人除く)がそれぞれの特技を活かしながら目的を達成しようとするクライムアクションなのかと思ってそれなりに楽しめていた。
しかし、9話から、視聴にイライラを感じはじめた。この時点で駄作の予感がしていたのだが、最後まで見ないとどうなるかわからない、と思い我慢してみていた。しかし、やっぱり駄作だった。
{netabare}ストーリー原案が悪いのか、脚本が悪いのか、あるいはその両方なのかはわからないが、キャラもストーリーもとにかく薄っぺらかった。
喧嘩屋・医者・殺人鬼は、たいしたポリシーもなくバンバン人を殺すので、普通にただのクズだなという以外の感情が沸いてこず、ただただ不快なキャラだった。
犯罪者たちは一応まとまって行動していたが、結局最後までたいした協力をしあって目的を達成しようとするでもなくバラバラに行動していて、クライムアクションとしての魅力がない。
兄が処刑課に連行されて以降の9話の展開は、どこかで見たような展開ばかりが続いて、特に安っぽかった。
以下、理解不能だったこと。
①推定懲役って何?
裁判受けた後なら推定もクソもないと思うのだが。しかも、推定懲役967年の殺人鬼が1話冒頭で死刑執行されようとしてたけど、なんで懲役を課されておきながら死刑になるんだ?死刑を課された人が死刑になるならわかるのだが。
②あまり武闘派でない運び屋が推定懲役745年、同じくハッカーが589年で、武闘派の喧嘩屋が推定懲役348年って、そのバランス感覚が意味不明。何を運んだら懲役745年になるんだ?何をハッキングしたら懲役589年になるんだよ?
③このアニメの世界って、魔法がある世界の設定でしたっけ?両脚切断された殺人鬼の足を接合してすぐ動ける状態にしたり、胴体を切断されても自分で接合したりしてたけど、そりゃもう医学じゃなくて魔法だろ。
ストーリー原案者がHPのコメントで、「パルプフィクション」「レザボアドッグス 」「レオン」「ユージュアルサスペクツ」「スナッチ」のようなアニメを作りたいという思いがこの作品の原点、とコメントしているが、これらの作品に対して失礼以外の何物でもないと思う{/netabare}