マーティ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
森の子ら
ついに最終巻(34巻まで)読み終わりました。
僕としては、最後まで読みごたえたっぷりでした。進撃の巨人に相応しい、最高のエンドだったと思います。ここで感想を書くのも野暮なので、次のアニメ感想のところに書いときます。
思えば、最高にハマったアニメ・漫画の1つです。一昔前の人たちは「ガンダム」や「エヴァンゲリオン」にハマったようですが、僕にとってはそれが「進撃の巨人」だったんです。終わるのは寂しい気持ちもありますが、ここで終わるくらいがちょうど良いし、無駄のない構成なので、特に文句なしです。
続きのアニメも楽しみにしてます!
マーレ編以降は、{netabare}「進撃の巨人」の本質が現れるところです。
戦争、人種差別、それぞれの人物のうちに潜む様々な葛藤など、、、
それらを目の当たりにしたエレンは何を思い、どこを目指すのか?{/netabare}
アニメも楽しみに見てます!
加筆:
進撃の巨人のマーレ編の面白いところは、やはり「視点が変わったところ」ですね。
{netabare}今まで(1~22巻まで)はずっとエレンをはじめとした壁内人類の視点で物語が進行してました。だから当初は「巨人は倒すべき悪」だとか「ライナーやベルトルト、アニは裏切り者だ」といった一方の視点で正義だとか悪だとか決めつけていたわけです。
ところが、マーレ編(23巻~)から、最初はマーレ視点から始まります。今まで敵だと思われていたライナーは、実は悲しい過去を持っており、家族を救うために必死に訓練し、壁内に侵入し、始祖の巨人の奪還を狙っていました。エレンたちから裏切り者だ、と言われようと自らの使命のために頑張っていたわけです。
そしてエレン含むパラディ島勢がマーレに侵攻した時、視聴者はマーレ視点になっているのでエレンたちが「悪魔」に見えてしまうわけです。ここから「進撃の巨人」という物語は双方に正義がある物語、単純な善悪がない話であることが分かります。{/netabare}
一番印象に残ったのは{netabare}サシャの父のセリフ「森から出るんだ」とニコロのセリフ「みんなの中に悪魔がいるから、世界はこうなっちまったんだ」です。作中の様々な惨劇は全部仕方なかったもの。だから、みんな「森から出る」=「憎しみの連鎖を断つ」必要がある、というメッセージを感じました。{/netabare}
僕もこの作品を通していろいろ学びました。だから人を恨んだり悪口を言うのは止め、人を愛せるようになりたいところです(難しいけど)・・・・・
これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。