やまげん さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
いうほど本物の岩には登らない
原作未読。
キービジュアルは本物の岩に登っている風なので、けっこう本物の岩壁に登るのかと思ったら、その機会は少なかった。
恥ずかしながら、人工の壁をのぼる競技一般をボルダリングと呼ぶのだと思っていたので、そうではないのだということを知っただけでも見る価値はあった。
{netabare}内容は、初心者ながら天才的な才能を持つというタイプの人物を主役にしているので、正直あまり好きな展開ではない。
笠原好の成長も、体力とか経験という部分での成長が主なので、成長ぶりが地味で分かりにくかった。
好の話だけでなく、準や野乃華、さよ先輩のストーリーも描かれていて、それはそれでよかったのだけど、主役ではないだけに、サイドストーリーという感じは否めなかった。
シュルシュル言ってる他校の蜘蛛生徒は、物語に大きく絡んでくるのかなと思わせる登場の仕方だったが、結局たいした絡みはなかった。一体何だったんだ…。
作画は、クライミングシーン以外はあんまり良くない。ボルダリングのマットやカバンの作画は、そんなに角ばった正六面体のマットやカバンがあるかなというくらいカクカクだし、人物や物の色の塗りは単調でのっぺりしていて、ひと昔前のアニメのようだった。{/netabare}
とはいえ、話はきちんとまとまっていたし、最終話の展開は、わかっていても熱かったので、実はけっこう楽しかった。
どうでもいいことだが、さよ先輩の声をきいたとき、また茅〇愛衣さんかーと思ったのだが、全然違う声優さんでびっくりした。